トンガの一ヶ月の生活費は約12万円。島国の物価一覧

トンガの生活費と物価事情

トンガの通貨はパアンガです。(1パアンガ=約50円)

トンガの人々の収入は決して多くありませんが、それでもみんな豊かな生活を送っています。

人々の暮らしが「畑の作物や果物」「家畜の豚やニワトリ」に支えられているからです。

そんなトンガで外国人が暮らす場合、毎月の生活費はいくらを考えておくべきか、各物価の事情を見ながら紹介します。

トンガの貧富の差

トンガでは王族・貴族が存在し、その点での貧富の差は大きいです。

トンガは王国ですので、いろんな利権が王族・貴族に集中しています。

一般のトンガの人々では、多くは公務員として仕事をしており、それほど貧富の差を感じません。

首都がある島(トンガタプ島)以外では自給自足のような生活をしています。

海外で活躍するプロラグビー選手など、もちろん裕福な人もいますが、裕福なトンガ人は、国外で暮らしているケースが多いです。トンガ国内での大きなビジネスも、多くが外国人による経営です。

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トンガで高価なもの・安価なもの

トンガでの物資は基本的に輸入となりるため、輸入コストの分だけ物価は高くなります。

日本の食材やガソリン、電化製品などは輸入品で高価です。

しかし近年は、中国から大量に輸入される安価なものもあります。

トンガで自給できるものは、それほど高くなく、果物などは日本に比べると安く購入できます。

野菜も安価ですが、品質は少し悪いように感じます。

支払い方法

トンガではキャッシュレスは進んでおらず、トンガ人の主な支払い方法は「現金払い」と「小切手払い」です。

小切手の場合は銀行に口座を作る必要があります。

日本人の方には現金払いをお勧めです。カードが使用できる店もありますが、手数料がかかります。

セキュリティーの面でも不安があります。

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衣料品の物価

衣料品の価格は安価なものから高価なものまでさまざまです。

日常の生活では、ほぼTシャツ、ジーパン、サンダル、短パンで過ごせます。

頻繁な買い足しや買い替えもないため、衣料品にはほとんどお金がかからないでしょう。

女性の場合は、トンガの正装を持っておくことをお勧めします。

トンガ正装 女性用(腰のアクセサリー) 3000円~
トンガ正装 女性用オーダーメイド 4,000円~
Tシャツ 500円~
サンダル 300円~
中古衣料品(輸入) 100円~

 

食料品の物価

食材

輸入される食材は高めの価格です。

スーパーマーケットがありますが、外国人向けで高価です。

なお、輸入品でも鶏肉は安価で販売されています。

卵も販売されていますが、生で食することは出来ません。

トンガ正装 女性用(腰のアクセサリー) 3000円~
食パン 50円
米1Kg 400円~
牛乳 1L 150円~
卵 1個 25円
水 1.5L 100円
ビール 330mL 160円
キャベツ 100円〜200円
ニンジン 1本 50円
鶏もも肉(箱詰め15Kg) 2,250円
牛肉 1Kg 1,300円~
マヨネーズ(日本版)500g 800円
カップラーメン 100円~

 

庭付きの家を借りれば自然の恵みを得られるかもしれません。

パンの実や現地野菜などを庭で収穫できる場合があります。

パパイヤやバナナなどが生えている場合もあります。

トンガの首都ヌクアロファのパン屋さん

トンガの首都ヌクアロファのパン屋さん

外食

外食する場所は、大きく分けてローカル食堂観光客向けレストランがあります。

ローカル食堂は現地料理が中心です。手軽なファストフード店もあります。

比較的安い価格ですが、衛生面で不安がある店もあるので、注意しましょう。

レストランはイタリア料理・インド料理・中華料理などがあり、店構えがしっかりしています。

少し高めの価格ですが、多国籍な料理も楽しめます。

フライドチキン 大き目4個 250円
肉まん 1個 50円
ソフトクリーム 大き目 180円
カフェでのコーヒー 300円~500円
ローカル食堂 1人前 250円~750円
レストラン 中華料理 1品 750円~
レストラン 中華料理以外 1品 1,000円~

 

賃貸費用と光熱費

賃貸物件

外国人は住居をレンタルすることになります。

安価な物件から高価な物件までさまざまあります。

外国人の住居は泥棒に狙われやすいため、セキュリティーに重点を置いて選ぶことをお勧めします。

※賃貸物件には家具・電化製品が含まれている場合が多いです。

<一か月の家賃目安>

小さめ 1人暮らし 40,000円~
大きめ 1~2人暮らし 50,000円~
大きめ 家族 75,000円~
豪邸 350,000円~

 

賃貸物件(大き目の一軒家)

賃貸物件(大き目の一軒家)

 

光熱費

電気はほとんどの家庭に供給されており、水道は首都近郊であれば整っています。

水道水は飲料用に適していませんので注意してください。

ほとんどの家に、雨水をためる大きなタンクが設置されています。

庭に設置された雨水タンク

庭に設置された雨水タンク

シャワーやトイレなどの水は雨水を使用することができます。

ガスはプロパンガス、ガソリンは自分で買いに行きます。

<光熱費の目安(一人暮らし)>

電気 1ヶ月 約5,000円
水道 雨水タンクあり 1ヶ月 1000円以下
プロパンガス(だいたい3ヶ月間使用) 約2,800円

 

補足:電化製品の価格

電化製品は高価ですが、中国製品は比較的安い値段で購入できます。

賃貸物件には家具・電化製品が含まれている場合が多いです。

洗濯機(二層式) 22,000円
電子レンジ 125,000円~

 

医療費

国営病院の場合

国営の病院が一つだけあります。

国営病院ではトンガ住民であれば診察料は無料です。

しかし、順番待ちが激しく診察内容も十分とは言えません。

検査の内容によっては有料なものもあります。

<有料の検査料金の一例>

レントゲン撮影 6,000円
血液検査 2,750円以下

 

私営クリニックの場合

クリニックは町に点在しています。

診察は有料で、すこし高めの金額です。

予約をすればスムーズに対応してもらえるでしょう。

<クリニックでの料金一例>

ビザ申請のための健康診断 7,000円
歯医者での診断 3,000円
抗生物質(痛み止め薬 1週間分) 1,000円

 

通信・インターネットの料金

国営の通信会社とDigicelという民営会社があります。

どちらの会社でも料金はほぼ同じです。

ほとんどの人が両方のSIMを持っていて、これは異なる通信会社間での通話が割高になってしまう理由からです。

通信速度は、インターネットは4Gでのサービスが受けられますので、快適に使用できるでしょう。

支払い方法の基本はプリペイドスタイル。

ただし、携帯電話本体は高価です。

スマートフォンは窃盗被害に遭いやすいで注意してください。

日本のように気軽に机に置いたりすると危険です。

スマートフォン(韓国・中国製が中心) 2万円~15万円
ポケットWIFI 本体 10,000円
インターネット 25GB (30日間) 約1,000円

 

通信会社Digicelの本社

通信会社Digicelの本社

交通手段の料金

バス、タクシー

ドンガでは、バスとタクシーが主な手段になります。

バスもタクシーも私営です。

利用する際のポイントは、時刻表や路線図がなく、途中のバス停もないため、手を上げればどこからでも乗車できます。

路線バス 25円~100円
タクシー 乗車10分以内 750円~1000円
タクシー 乗車30分程度 2000円~2500円

自動車と維持費

中古車が販売されていて、ほとんどが日本からの中古車です。

ただし、値段はかなり高くなります。

ガソリン代も日本と変わらない価格で、軽油もレギュラーガソリンも価格に差があまりありません。

自動車を所有することは、生活費のかなりの割合を占めることになるのでよく検討しましょう。

また故障したときは、部品が揃っていないため修理に時間がかかります。(部品を輸入する場合には費用も割高に。)

中古車の相場(10~15年落ち) 40万円~
免許取得 1年分 3,000円
車検 1回/年 (車種により前後) 5,000円
税金 1年分 5,000円
ガソリン 1L (頻繁に価格が変動) 130円くらい

 

トンガでの一ヶ月の生活費の内訳

一人暮らしの場合を想定して、実際の1ヶ月分の生活費を算出してみました。

※インターネットでの動画視聴なしです。
※エアコンは使用していません。

家賃(大き目の一軒家) 60,000円
食費(家) 23,500円
外食(レストラン) 5,750円
雑費(生活雑貨品・散髪など) 3,500円
アルコール(主にビール) 5,000円
通信費・WIFI 2,500円
電気 4,300円
水道 700円
ガソリン 12,500円
合計 117,750円

 

まとめ

トンガの物価は、トンガ人の収入からみると安くない印象をもったかもしれません。

これは輸入品が多くを占める国であるため、仕方のないことです。

ただし、しかし日本に比べるとまだまだコストを抑えて生活できるでしょう。

現地の人と頻繁にコミュニケーションをとっていれば、畑でとれた食材を分けてもらえたりします。

シェアする文化が根付いているんですね。

また生活全体でみると、お金を使う場面が少ないかもしれません。

贅沢はできませんが、生活費は安くなりますよ。

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