ドミニカ共和国は中南米の中では比較的安全で親日度も高い国ですが、近年治安が悪化している傾向にあります。
ですが危険な地域や時間帯を知り、正しい危険対策をしていればドミニカ共和国でも安全に暮らすことが可能です。
ドミニカ共和国内の危険地域は?
ドミニカ共和国内で、外務省に危険認定されている地域はサント・ドミンゴ、サンティアゴなどです。
首都サント・ドミンゴ
サント・ドミンゴはドミニカ共和国の首都であり、観光客や外国人居留者が多いためにそれを狙った犯罪も絶えません。
サント・ドミンゴの中でも外国人観光客が多い旧市街地「ソナ・コロニアル」や大規模運動施設「セントロ・オリンピコ」周辺での強盗事件が多いようです。
第二の都市・サンティアゴ
サンティアゴは第二の都市として知られています。
サント・ドミンゴに続いて商業が発展しているためやはり強盗事件も多いですし、この地域では麻薬密売に関わる事件が多発しているようです。
これらの場所に足を運ぶ最にはより気を引き締めましょう。
そして首都・県に関わらず、その地域の貧困地区に行くのは危険と言えます。
栄えた通りがあったとしても、一本道を入るとそこには小さな住宅が密集した集落があったりします。
そうした現地人しかいないところに日本人がいるととても目立ちます。
そして現地の人から見ると、外国人=貴重品を持っていると思われがちなので、人目のつかないところに入るとすぐに引ったくりや強盗にあってしまう可能性もあります。
ドミニカ共和国で危険にあわないためには気をつけるべきポイント
時間帯に気をつけよう
まずポイントは時間帯です。
もし一人で外出するならば、日が暮れてからは出歩かないことをおススメします。
犯罪のほとんどは、日暮れ後にひとりででかけている人に起きています。もし日暮れ後に出かけたいのであれば、必ず複数で行動しましょう。
そうでなければ、少し高くついてもタクシーを呼びましょう。
タクシーを呼ぶ際にはタクシーの色、ナンバーなどを聞いておきましょう。まれに覆面タクシーがいて、乗車してから貴重品をすべて取られるという犯罪も起きています。
タクシーに乗る前にナンバーを確認し、自分が呼んだ車であることがわかってから乗車します。
サント・ドミンゴやサンティアゴであれば、タクシーは一回200~400ペソ(450円から650円程度)で利用できます。
移動手段について
最近はタクシーを呼ぶアプリがドミニカ共和国内でも普及していてとても便利です。
「Uber」というアプリに登録しておけば、サント・ドミンゴ内やサンティアゴ内であればどこにいてもすぐにタクシーを呼ぶことができます。
タクシーに乗る際には外国人とわかると高額な料金をふっかけられる事がしょっちゅうですが、この「Uber」に登録していると料金は後払いなので安心です。
その場で面倒な料金交渉をする必要もなく、ぼったくられる心配もありません。
安全のためにタクシーを利用するならばぜひおススメです。
ほかの信頼できるタクシー会社も幾つかご紹介しましょう。
・「HIGH CLASS」(ハイクラス)
電話番号 809-788-1111 809-414-1111
・「Lino’s TAXI」(リノ タクシー)
電話番号 829-597-5712
タクシーでなければ、乗り合いタクシーか乗り合いバス(グアグア)を利用できます。
ですが乗り合いタクシーは乗用車に8人くらいを詰め込んで走るものですので、ほかの乗客と密着して乗る際にスリに遭う可能性もあります。
乗り合いバスも同じく詰めるだけ人を詰めて走るので、安全を重視するならばおススメできません。
滞在に慣れてきて、荷物も少なく身軽なときに利用するならば低価格で移動できるので良いでしょう。
道を歩く際の注意点
明るい時間帯でも、道には常に危険が潜んでいます。
・歩く際の注意点とは?
まず、道では基本的に貴重品は人目につかないようにしましょう。
タブレットやデジタルカメラ、スマートフォンなどを手に持ちながら歩くのはとても危険です。すぐに狙われるでしょう。
ポケットにスマートフォンが入っているのがバレバレというのも危険です。鞄の中に入れて、できればあまり鞄から出さないようにしましょう。
特に人がごった返しているところでは気づいたら物が取られていた、という場合が多いです。鞄のチャックを開けて中のものをとられたり、リュックの紐をナイフで切って持ち去られた、という事件もあります。
・防止策
これを防ぐために、リュックやバッグは体の前で持っているほうが良いでしょう。チャックはしっかり閉めて、隙を見せないようにします。
できれば危険地区を歩くときは、ポシェット一つ程度の身軽な格好で行くのがおすすめです。
携帯電話やサイフなどの貴重品はポケットには入れずポシェットに入れて体の前に持ちましょう。ポシェットの上から上着を羽織る、など少し工夫すると引ったくりにも遭い辛いですね。
道を歩く際には、少し暗い地帯、人が少ない道などは避けて歩きましょう。
カバンは引ったくりにあわないように、常に車道と反対側に持っておきます。
そして歩く際には、キョロキョロと見回していかにも観光人オーラを出しているとすぐに狙われてしまいます。もしそこの地区に行くのが初めてだとしても、知っているふりをして堂々としていましょう。
本当に道に迷ったのであれば、スーパーマーケットなどに入り安全なことを確認してからタブレットやスマートフォンで地図を確認しましょう。
道の途中で迷ってスマートフォンで道を探す、というのはかなり危険な行為です。
ポイントは貴重品を見せない、観光人ではなく居住者だと思われるように行動する、という点です。
アジア人は少ないので基本的に目立ってしまいますが、これらのポイントを守っていれば居住年数が長いアジア人と見なされ、観光客目当ての強盗に狙われる可能性も低くなるでしょう。
観光地での注意点
海沿いの観光地を訪れる際にはまた注意点が異なります。
もともと観光客目当ての街ば多いため、外国人も多く各所に警備員もいるためある程度安全は確保されています。
海沿いのホテルや観光地に行く際には、夜のレストランやバー周辺で注意が必要です。
バー周辺には夜遅くなると酒に酔った人や麻薬中毒者などが集まり乱闘騒ぎが起きやすいです。夜に食事に行く際などには、できれば22時前くらいには引き上げるとよいでしょう。
居住する家の選び方
日本人が長期滞在するならば、どんな家に住めば良いでしょうか?
まず第一条件は、鉄格子がついているということです。
この国ではドアや窓の他に鉄格子がついているのが当たり前です。この時点で日本との治安状況の差を感じますね。
まれに鉄格子がついていない家がありますが、そのような家は泥棒にとって格好のターゲットとなってしまいます。外出後すぐに泥棒に入られてしまうでしょう。
外国人むけのアパートやマンションを選び、あまり安すぎる家は選ばないようにしましょう。できれば入り口に警備員がいて、マンションに入る際には身分確認がされている場所がおすすめです。
それでも完璧とは言えないので、家の玄関にもオートロックやビデオを設置している方が多いです。
緊急時の対応方法
もし万が一パスポートが盗まれてしまったり、犯罪にまきこまれてしまった時のために緊急連絡先を確認しておきましょう。
緊急時にはまず大使館に連絡します。
状況により、警察に連絡する方法や他の対応の手順を教えてもらえるでしょう。緊急時にすぐに連絡できるように、滞在する際にはこの国の携帯電話を使用することをおススメします。
・在ドミニカ共和国日本大使館
電話番号 809-567-3365
住所 Av. Winston Churchill #1099 Esq. Andrés Julio AybarTorre Citigroup, Piso 21
Acrópolis Center Ensanche Piantini, Santo Domingo, República Dominicana
日本語でも対応してくれますので、最初に日本語希望であることを伝えましょう。
・警察署電話番号(サント・ドミンゴ)
809-560-7413
ドミニカ共和国は危険と言われることもありますが、ほとんどの事件は危険な時間帯や地区に外出したゆえに起きているもののようです。
危険を察知し賢く行動するならば滞在を楽しむことができますし、移住先としてもおススメです。
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