あなたはこの質問の答えがわかりますか?
「世界凶悪都市TOP3はどこでしょうか?」
というもの。
そんな都市分からないよ!って思った方がほとんどかもしれませんが、実は、毎年のように“世界最悪凶悪犯罪都市”としてノミネートされる国があることを知っている人はほとんどいません。
- 南アフリカのヨハネスブルグ
- ナイジェリアのラゴス
- ケニアのナイロビ
です。
今回は、決して表に出ることがない、現地在住者でしか知り得ない“リアル”なケニアの首都ナイロビの治安状況についてお伝えします。
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実際のケニア・ナイロビの治安事情。どれだけ危ない?
「リアル北斗の拳」などとよく揶揄されるケニアの首都ナイロビですが、一体どれだけ危ないのでしょうか?
まず、初めに尋常ではない話をしなければなりません。
それは、ケニアの首都ナイロビに住んでいる日本人の方々は、それぞれに危険な目にあった“オリジナルなストーリー”を持っているということです。
ここで注目すべきは、“誰かから聞いた受け売り”な話ではなく、それぞれの日本人が実際に犯罪に遭遇したという経験をしていたことはとても驚きでした。
実際にケニアで犯罪に遭遇したという人の話では、
- 車で渋滞に巻き込まれた際に銃を窓から突き付けられてお金を取られた!
- 就寝中に家に押し入られ、金品を強奪された!
- 昼間に道を歩いていたら突然数人に囲まれ、身ぐるみを剥がされた。周囲の人は見て見ぬふりをしていた!
などです。
いかがですか?
これらはほんの一部ですが、JICA(国際協力機構)の職員や派遣している青年海外協力隊の人たちがナイロビ市内を例え昼間であっても“徒歩で移動することを固く禁じられている”ということからもその治安状況がいかに危険であるかがお判りいただけるのではないでしょうか?
なぜケニアのナイロビは危ないの?
それでは、なぜケニアの首都ナイロビの治安はここまで悪いのでしょうか?
その最大の理由は、『貧富の格差が極めて大きい』ことだと言えます。
実は、ケニアの物価は日本とほとんど変わりません。
それに加えてケニアの自国通貨であるケニアシリングは日本の円とほぼ同程度の価値を持つのです。
そんな日本とほぼ同程度の経済において、1日の収入が1ドル以下である人がなんと30%以上いる上に、職に就いていない人の割合もかなりの割合でいると言われています。
このお金持ちか貧しいかの二択で“中間層”があまり存在しないという独特の経済状況も治安を悪化させている要因の1つだと考えられています。
また、アルシャバブというテロ組織の大頭、さらにはアフリカのHUBの異名を持つナイロビには世界中からビジネスマンが集まるということ。
犯罪者にとってはこんなに都合の良い場所は他にないのです。
ケニアのナイロビでよくある犯罪TOP3とは?
さて、“こそどろ”のような軽犯罪から“殺人”などの重犯罪まで、数多くの犯罪が日々繰り広げられているケニアの首都ナイロビですが、いったいどのような犯罪が最も多いのでしょうか?
ここでは、現地に在住している人たちの意見を基に、ケニアのナイロビでよくある犯罪TOP3をランキングしてみたいと思います。
No.3 ひったくり
ケニアの首都ナイロビでよくある犯罪の第3位は“ひったくり”です。
携帯電話を触りながら歩くなどは瞬殺です(笑)
タクシーから出た瞬間や、渋滞に巻き込まれている際などに被害に遭う人が多いためにこのような状況下では細心の注意を払って行動する必要があるでしょう。
No.2 スマッシュ&グラブ!
“スマッシュ&グラブ”とは、車の窓を割られて中にある金品や貴重品を取られる犯罪を指します。
一般的な“スマッシュ&グラブ”の特徴としては、乗車している人がいない停車中の車がターゲットになることが多いのですが、ここケニアでは渋滞に巻き込まれた際などでも普通に窓ガラスを割られて襲われることが多いので強固なガラスにするか、スモークガラスを使用して犯罪者に日本人だとわからないような工夫をすることが大切だと言えます。
No.1 住宅への押し入り
“住宅への押し入り”は実はケニアでは日常茶飯事的に起きている事件なのです。
特に、夜間や外出時の犯行が多く時には在宅時に襲撃されるなんてこともあります。
往々にして住宅の“警備員(アスカリ)”がグルになっていることが多いので個人情報などは余り公開しないようにすることが重要になります。
ここは危ない!ナイロビのレッドゾーン(危険地域)とは?
ケニアの首都ナイロビと一言で言っても、実はかなり広く、都市部とスラム街が共存していることから危険地域(レッドゾーン)を簡単に振り分けることは困難を極めます。
しかし、一般的に“スラム街の周辺”は銃を携帯している人達が非常に多く、ギャング同士の闘争や麻薬の取引などが高頻度で行われており非常に危険だとされています。
特に、
- 東アフリカ最大のキベラスラム
- コロゴショスラムの周辺
は特に危険なので注意が必要です。
ナイロビの場合は、“都市を一歩でたらスラムだった”なんてことがよくあるくらいスラムと街が隣接しているので事前に土地勘を頭に入れて行動することが大切になります。
ナイロビに住む際にしておきたい安全対策はコレ!
いくら世界凶悪都市だとしても、実は“事前の対策”でほとんどの犯罪を防ぐことが可能だと言えます。
ここでは、実際にナイロビに住んでいる人たちが行っている対策をいくつか紹介していきます。
対策1:日々の交通ルートを変える
交通ルートを頻繁に変えることは非常に重要な対策です。
犯罪者たちは、あなたが“いつ”、“どこで”、“何をしているか”を日々観察しているのです。
仮に、あなたの行動パターンが単調なものであると、犯罪の計画をたてることが非常に容易になり、ターゲットとされやすくなってしまうでしょう。
このちょっとした対策が実は結構効果的なのです。
対策2:車の窓をスモークにする
ケニアにおける犯罪の多くは車の渋滞中に起こります(ナイロビとは渋滞が本当に多い)。
渋滞は犯罪者からすれば、窓越しにお金を持っていそうな外国人をじっくりと吟味できる格好の機会なのです。
そこで、簡単にターゲットにされないために講じる対策として“車の窓をすべてスモーク”に換え、外から中の様子が一切見えないようにすることが大切です。
尚、一時的な滞在などで車を持っていない人などはスモークがかかっているタクシーなどを利用することをオススメします。
対策3:貴重品を信頼できる人と共有しておく
ケニアの犯罪から身を守る為の対策としてもう一つ大切なことが、貴重品を分散させておくということです。
仲の良い日本人や信頼できる現地人と共に貴重品を別々の家で管理するのです。
例え一方の家が襲われたとしても、資産の半分程度は守ることができ、精神的なダメージも少なく済むでしょう。
それでも “万が一”犯罪に会ってしまった場合の対処策とは?
なるべくなら想像もしたくありませんが、治安の悪いケニアのナイロビなどに住む場合には万が一襲われてしまった場合にはどのように対処すればよいのかをあらかじめ確認しておく必要があります。
仮にあなたが犯罪なってしまった場合、まずなうべきことは
- 日本大使館への報告
- 警察への報告
です。
特に、パスポートを取られてしまった場合などは早急に日本大使館に連絡し、対応してもらう必要があるでしょう。
また保険に加入している場合には、現地警察の「ポリスレポート」が必要になるので現地警察に行き、状況説明と共にレポートを作成してもらう必要があります。
この際、賄賂を要求されることが多いようです。
どうしてもポリスレポートを作成してくれないような場合にはある程度の賄賂も許容のうちだと言えるでしょう。
ケニアの治安と安全対策まとめ
最後に、あなたに大切なことをお伝えします。
それは、犯罪に遭う人は何度も犯罪に会うというものです。
一方で、全く犯罪に遭わない人もいます。
この違いは何でしょうか?
これこそがまさに今私たちが学習してきた事前の対策をしているか否かの差なのです。
犯罪者も命がけです。
最も確実に攻略できるターゲットを探しています。
そのようなターゲットのされないためにも、そしてケニア人を犯罪者にさせないためにも「自分は外国人で狙われやすい立場にいる」という意識を常に持って行動することがケニアのナイロビに外国人として住む人の責任なのです。
安全なケニア滞在になることを願っています。
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