ポルトガルには大型スーパーから小型スーパーまでたくさんあり、食文化が豊かなポルトガルのスーパーは品揃えが抜群に良いです。
しかし買い物のルールとやり方は、日本と違うところがあります。
ここでは現地在住者から、ポルトガルのスーパーの中身、買い物の仕方、あげて喜ばれるお土産などを紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ポルトガルのスーパー12種類
①Continente
コンティネンテと呼ばれる、ポルトガルで最大級のスーパー。
実際利用してみての感想は、店舗が多くて便利、品質や値段は良好。
○自社ブランドContinente
自社ブランドのContinenteは、食品を中心とした幅広い商品展開で、他社メーカーのものより35%かそれよりも安い価格設定になっています。
例) Continenteチョコシリアル: 約1.5ユーロ VS 他社メーカー:約3.5 ユーロ
○ポイントカード Cartão Continente
ポイントを貯められるコンティネンテカードを作ることをおすすめします。
スーパーでの買い物が割引になったり、他の提携店でも使えるのが便利です。
提携店: Galp(ガソリン), Zippy(子供服), Wells(薬局),Note(本、文房具), Burger Kingなど
②PINGO DOCE
ピンゴドーセと呼ばれる、コンティネンテに次ぐ大手スーパー。
品質や値段はコンティネンテとほぼ同じな印象です。
○自社ブランドPingo Doce
Pingo Doceも自社ブランドを持っており、食品だけでなく生活用品もお手頃価格。
○ポイントカード Cartão Poupa Mais
ポウパマイスカードは、ピンゴドーセでの買い物が割引になるカード。bp社ガソリンスタンドでの割引や他にも特典が付いています。
③Meu Super
メウスーパーは、Continente系列の小規模スーパー。あちこちにあり、厳選された品揃えで、ちょっと買い物をするのに便利です。
Continenteカードが使えます。
④Minipreço
ミニプレソは、メウスーパーのような小さいスーパー。自社ブランドのDiaがお手頃価格。
⑤Intermarché
インターマルシェは、ヨーロッパ中に店舗がある大型スーパーですが、ポルトガルのリスボンにはそこまで多くはありません。
自社ブランドは、食品(Chabrior)、ベビー用品(Pomette)、美容品(Labell)など。
リスボン中心街にはないので、車で行くなら便利です。
⑥ALDI
アルディはドイツの会社で、個人的にかなりオススメのスーパーです。
人と地球に優しい商品開発なのに、値段がとてもお手頃。
食品、生活用品、衣類の質が他のスーパーのよりダントツに高いのがわかります。
自社ブランドの中でも、ASIA GREEN GARDENというアジア食品がおすすめ。
ALDIの店舗数はあまりありませんが、ぜひ一度行ってみる価値はあります。
⑦Lidle
リドルもヨーロッパ中にあるスーパー。
食品などは質と値段において他スーパーと変わらない印象ですが、生活雑貨や衣類が充実しています。
⑧Auchan
フランスの会社のオーシャン。大型と小型スーパーがあります。
Jumbo(ジャンボ)という像のマークのスーパーもこの会社。赤い鳥のマークが目印の自社ブランドの他、オーガニックの商品も充実しています。
2. ちょっとした買い物に便利なお店
メジャーなスーパーの他に、街中に点在する便利なお店の情報です。
・Mini Mercado
ミニメルカードとは、主にインド系のオーナーが経営するミニマーケット。
コンビニにのようにあちこちにあるのが便利で、会計の待ち時間が少ないのもメリット。
携帯電話のプリペイドやVIVAカード(公共交通機関)のチャージができる店もあります。
・KIOSK
キオスクは駅内や路上にある出店のようなもの。
携帯電話のプリペイドSIM、VIVAカードのチャージの他、
雑誌、タバコ、水、ポルトガル土産が売っています。
・Loja Chinês
ロジャシネスとは、中国のお店のこと。
特にMartim Moniz(マルティン・モニス)は中華街のような地区で、
輸入のアジア食品を扱う店がたくさんあり、日本食の材料を探すのにおすすめです。
ポルトガルのスーパーでは売っていない野菜(ニラなど)も売っていますよ。
・Celeiro
セレイロは、オーガニックショップで、ショッピングモール中などにあります。
食品、野菜果物、生活用品、ベビー用品、サプリメントなどいろいろあり、
オーガニック好きにおすすめのお店。
ポルトガルでは知っておきたい。買い物6つのルール
1. 買い物カゴ
大型スーパーにある大きいカートは、50セントコインか専用コインを入れて使います。
返却スペースで他のカートを合体させると、コインが戻ってくる仕組みです。
2. 量り売り
肉魚とパティスリー:
順番待ちのチケットを発券して、グラム数や個数を伝え、バーコードを貼ってもらいます。その場では支払わず、レジで会計。
野菜と果物:
欲しい分をビニール袋に入れて計量器に載せ、モニターに商品の番号を入力。バーコードシールが出てくるので、それを貼ってレジにて会計。
3. レジで会計
自分でベルトコンベアーに商品を載せます。
税金番号(NIF)かポイントカード(NIF情報含む)があれば提示してください。
現金払いの時、100ユーロなどの大きなお札は喜ばれないので、なるべく20ユーロ以下のお札を持っていることをおすすめします。
4. セルフレジ
大型店のレジは長蛇の列になることがあるので、セルフレジで時間短縮しましょう。
注意したいのは、カード払い(electrónicos)のみと、現金とカード用レジがあること。
現金払いの時は、dinheiro(お金)の表示があるかをチェックしましょう。
セルフレジはほとんどマルチリンガル対応なので、ポルトガル語ができなくても安心。
ヘルプが必要な時は、セルフレジコーナーにいる店員さんが助けてくれます。
5. 買い物袋
レジではほぼ毎回、「Precisa de saco?(袋は必要ですか?)」と聞かれます。
レジ袋は1枚10セント。自分で袋を持ち込んでもいいですが、レジ付近で売っている大きめのショッピングバッグを買ってもいいです。
丈夫で繰り返し使えるので便利ですよ。あと、商品の袋詰めは自分でやります。
6. その他気をつけること
スーパーによって、リュックなどの大きな袋は入り口にあるロッカーに入れる必要あり。
また、購入済みの商品を持ち込む場合は、セキュリティーの人が入り口付近に在いれば、専用シールを貼ってもらいます。
店内での撮影は禁止、盲導犬以外のペット同伴も×。
オススメのポルトガル土産5選
ポルトガルのお土産は、スーパーでまとめて買うのがお得です。
おすすめのお土産を5つ紹介します。
①ワイン
ポルトガルはワインの産地で有名ですよね。
特に甘くて飲みやすいポルトワインがおすすめ。ミニボトルのセットは配るに最適です。
②オリーブの実
オリーブの実はポルトガル語でazeitona(アゼイトナ)と言います。
緑のオリーブは酸っぱめ、黒のオリーブはマイルド。
実際にお土産で好評だったのは黒で、食べはじめるとやみつきになる美味しさ。おつまみとしてワインと一緒にあげてもいいでしょう。
③サルディーニャの缶詰
サルディーニャ(さば)の缶詰は典型的なポルトガル土産。
スーパーでひとつ1ユーロ未満で手に入ります。
缶のデザインがレトロで可愛いのでとても喜ばれますよ。
④ポルトガルの陶器
オリーブを入れるお皿ならコンパクトで持ち帰りやすく、オリーブの実と一緒にあげるのも良いアイディアです。
お土産屋さんよりもスーパーで買う方が値段がお手頃。
⑤チョコレート
小さいお子さんへのお土産には、チョコレートがおすすめ。
スーパーのチョコレートコーナーはいろんな種類がならび、選べないほど。
最後に、お土産を買う際に注意したいのは、空港で持ち込み制限にひっかからないよう注意しましょう。
肉類やチーズは持ち込みできず、お酒は3本(1本750ml換算)まで免税です。
ポルトガルのスーパーの種類や、気をつけたい買い物のルールまとめ
各スーパーは自社ブランドを提供しており、商品により質とコスパに差が出ます。
実際にいろいろ行ってみて、お気に入りのスーパーを見つけられるといいですね。