みなさんはチリについてどんなイメージをお持ちですか?
「南米だよね…?」「細長い国?」そんな声が聞こえてきそうです。
日本ではチリの情報はとても少なく、どんな国かいまいちイメージがわきにくいです。
おとなりアルゼンチンやペルーの影に隠れてしまいがちなチリですが、実は魅力たっぷりの国なんです!
ここではチリ在住者より、移住生活を始めてみて見つけた7つの魅力をご紹介します。
1.チリは南米で1番治安が良い国
南米って犯罪が多く、銃でバンバン撃ちあっているような恐ろしいイメージをお持ちの方も多いようですが、チリは南米の中で1番安全な国といわれており、驚くほど平和です。
日中は老若男女問わず公園でのんびりしていたり、夜遅くに女性が1人でバスに乗っているのをよく見かけます。
場所によっては、スリや置き引きはあるのですが殺人や暴行事件は少ない印象です。
貴重品に気をつけていれば、そこまで怖がる必要はなさそうです。
2.南米の中では安定したチリ経済。最低賃金は高く、労働環境もGood
治安と同様、チリは経済も南米で最も安定していると言われており、世界最大の銅産出国。
景気拡大をし続けています。
チリの最低賃金
月給30万ペソ(約4万8000円)と南米の中で最も高く、今後更なる経済発展が予想されています。
年金や失業保険の制度も手厚く、ペルーやボリビア、ハイチなど同じ中南米諸国から、チリに働きに来る人が近年増加しています。
サンティアゴは南米の中で生活費の高い都市ランキングで第3位。
給料に対しての物価は高めで、日本とそう変わりません。
品目 | 物価 |
---|---|
牛乳1リットル | 平均800ペソ(約126円) |
卵12個 | 平均1700ペソ(約269円) |
チリのレストランなどのサービス業では給料が低いため、プロピナと呼ばれるチップ制度があり、会計時、商品や料理の10%を上乗せして支払います。
プロピナを支払うことは義務ではないため、断ることもできますが、多くの人々は給料とは別にこのプロピナで生活費を稼いでいるため、支払うことが一般的です。
チリの労働環境
チリでは週48時間、週休2日制が一般的で、日本と似ている印象です。
仕事を始めた初年度から、年間15日までの有給休暇を取ることができ「バカシオネス」と呼ばれる大型連休を取る人もたくさん。
多くの飲食店では、昼の営業と夜の営業が別れており、昼の営業が15時頃終わると一旦閉店してシエスタ(昼寝)をしたり、しっかりと休憩を取り19時頃、夜の営業が始まります。
サービス業は、日祝日は定休日のお店が多く、家族との時間を大切にしていて、日本の労働環境よりも休みが取りやすい印象です。
また、仕事中に音楽を聞いたり、踊りながら働いたり、自由に楽しんでいる人が多く、ラテンのノリを感じられます。
3.近代的な街・サンティアゴは交通手段も充実
チリの首都サンティアゴは歴史的建造物が立ち並びますが、近代的な高層ビルも年々増えています。
南米一の高さを誇るコスタネラセンターというショッピングモールもここサンティアゴにあります。
一般的にレストランや商店は日曜日は定休日ですが、コスタネラセンターは営業しているため、多くの家族連れで賑わいます。
サンティアゴの交通機関
メトロや循環バスも充実しています。
日本同様チャージ式のICカードで乗車でき、年々新しい路線のメトロが増えています。
メトロとバスの料金:
時間帯により変動がありますが、平均して700ペソ(約110円)。
メトロは23時半頃まで動いていて、バスは24時間走行している路線も多くあります。
レンタル自転車も普及
また、レンタル自転車サービスが普及しています。
アプリで支払いや近くにある自転車を検索でき、乗り捨てOKなので駐輪場に停める必要もなく大変便利です。
銀行口座や年金、保険の貯蓄額をアプリで確認できたり、日本より便利なサービスも多くあります。
4.みな愛着を持つチリ独特のスペイン語
チリの公用語であるスペイン語は、世界で2番目に話されている言語。
スペイン語を勉強すると、多くの国の人と話すことができます。
また、スペイン語圏内でも独特の話し方をするチリ。
チリのスペイン語辞典という本が出ているほど。
特徴的なので、喋り方をきくだけでチリ人とすぐわかりますよ。(笑)
チリのスペイン語 特徴①
『S』を発音しない。
スペイン語では、挨拶の時
『Como estas?』と聞きます。
元気?
調子どう?
という感じで使います。
普通の発音では
『コモ エスタス?』
ですが、チリでは
『コモ エッタイ?』
と言います。
Sを省略して早口で話すのがチリ流です。
チリのスペイン語 特徴②
チリだけの単語。
チリでよく使われる言葉
『Cachai(カチャイ)』
わかった?
わかる?
の意味ですが
これはチリだけで使われている単語です。
他にも、
すごい!いいね!の意味を持つ
『Bakan(バカン)』
素晴らしい、最高という意味の
『La raja(ラ ラハ)』
など、チリだけで使われる言葉が多くあります。
チリのスペイン語 特徴③
語尾に『Po』を付ける。
スペイン語でYesはSi、NoはNoですが、チリ人はPo(ポ)を付けます。
『Sipo(シィポ)』
『Nopo(ノーポ)』
行こう→Vamos(バモス)は
『Vamospo!(バモスポ!)』
といった感じで使います。
特に意味はないそうですが、なんだかかわいいです。
チリ人はよく、冗談まじりに『チリでスペイン語の勉強はできないよ、これはチリ語だから』と言います。
それでもみんな愛着を持って、チリ独特のスペイン語を話しているのがよくわかります。
5. 広大な自然
日本の7倍も大きいチリでは、北部と南部の気温差が激しく、その地によって全く違った雰囲気を持っています。
北部・アタカマ砂漠
世界で最も降水量の少ない地域と知られ、満天の星空とどこまでも続く砂漠の景色に圧倒されること間違いなしでしょう。
南部・パタゴニア
年間を通して気温が低く風が強いこの地域には、世界中から観光客が訪れるトーレスデルパイネ国立公園があり、美しい山々や南極からの氷河を間近に感じることができます。
イースター島
チリ本土から遠く離れたポリネシアの島。
モアイで有名なこの島もチリの一部です。
原住民ラパヌイの文化や自然を大切にしているこの島は、美しい海や何万年も前に作られた遺跡を見ることができます。
首都サンティアゴ
チリの東側は山脈が続いているので、天気の良い日はアンデス山脈が見えることも。
現代的な建物と壮大な山々が一度に見えるこの景色はサンティアゴならではです。
6. 日本人には嬉しい!おいしい海鮮がお手頃価格
チリ本土の西側は太平洋に面していて、新鮮な海鮮が日本よりも手頃な値段で手に入れることができます。
日本では高級なウニも、チリでは8000ペソ(約1300円)でたっぷり。
ハイバというカニも人気です。
そのまま茹でて食べたりペーストにして食べたりと様々。
首都サンティアゴの中心部にあるメルカド・セントラルは、毎日新鮮な魚介が入荷され、レストランも充実していて観光客や地元の人で賑わいます。
7. チリ人はおおらかな国民性
南米特有のノリをもつチリ人。
明るくてフレンドリーな人が多いのが特徴。
良くも悪くも、焦らずのんびりしているので、お店のオープン時間がホームページに掲載されているものと違ったりすることもよくあります。
また、スーパーのレジや役所など、常に行列ができていますが誰もイライラせず、スタッフも急ぐ様子がありません。
チリ人は仕事でミスをしても全然気にしない、スーパーポジティブ。
日本人も少しだけ見習いたいものです。
愛国心も強く、お祭りやサッカーの試合、イベントごとには国旗を持って集まり
『CHI-CHI-CHI!! LE-LE-LE!! VIVA CHILE!!』
というお決まりのコールが
どこからともなく湧きあがります。知り合いもそうでない人でも一緒に大騒ぎ。その一体感に驚きます。
そして家族をとても大切にし、休日や祝日は集まって、アサード(南米のバーベキュー)を楽しみます。
いつも陽気なチリ人たちと生活をしていると、予定をきっちりたてたりせず、臨機応変な対応が身につきます。
チリに移住すると細かいことが気にならなくなるかも!?
チリ移住の魅力まとめ
日本から遠く離れた国、チリ。
イメージはわきにくいですが、広大な自然におおらかな国民性。
今までの価値観がまるで変わるんじゃないか。
そんな魅力的な国です。南米に興味がある方は、ぜひ一度チリに訪れてみてください。
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