イギリス在住日本人にロンドン生活14年の知恵を聞いてみた

イギリスのロンドン郊外に14年在住中の美桜(みお)さんに海外生活の実情や移住の魅力を聞いてみました。

家族4人で在住中で、旦那さんと小学校に通う子供が二人いる生活。

イギリス生活はいったいどのようなものか、ご紹介したいと思います。

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イギリス移住したきっかけは?

日本で大学を終えて、語学学校へ留学したことがきっかけです。その間に今のイギリス人の旦那と出会い結婚し、今に至っています。

語学学校が1年半、のち1年ほど貿易関連の学校に通い、イギリス生活は自分にあっていると感じました。

例えば、仕事では残業もなくて、自分の時間を大切にしているなど。私生活を犠牲にしなくてよいライフスタイルというのが気に入っています。

現在のビザ・滞在許可証は?

結婚した当初は、2年間はお試し期間という形で「本当の結婚か、偽装か」を判断する期間があります。そのあとに永住権をもらえるのですが、今はそれに切り替わっています。

イギリスは偽装結婚が多いので、いろいろ質問されたり、証明したりする過程がありました。

最近では、英語のテストもありますので、それも受けました。今はより一層厳しくなっていますね。

結婚した当時のビザ取得エピソード

区役所にアポイントをとって、別室に呼ばれて、それぞれ相手の誕生日、何歳、名前、出身地など、尋問のように聞かれ、こんなに厳しいんだとビックリしました。

EUを離脱してしまうので、今後はますますどうなるか分かりませんよね(笑)

 

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普段はどのような生活をしていますか?

イギリスは子供の送り迎えをしないといけないため、朝は学校に送り、帰りは15:30にお迎えにいきます。その間に、家の用事や仕事をしています。

こちらでは午後は、安全面から子供を一人で遊ばせてはいけないんですね。ですので、私たちの家庭も含め、ほとんどの過程では子供を毎日のように習い事に連れていきます

イギリスの小学校はどんなところ?

私は現地のパブリックの学校に通わせています。

いろんな人種の方がいて、イギリス人は半分くらいですが、インド、パキスタンなどからの移民2世、東ヨーロッパも多く、南米やアフリカ系もいます。

特にポーランドは多いです。ポーランドは仕事がなく、イギリスは給料が何倍にもなるし、学んだことも活かせるし、生活環境も良い、ということでポーランドから来ているようです。

イギリスでは毎日、子供の習い事にいく。日本と全然違う!

護身のため?水泳や武道を習う

うちは少ないほうですが、ピアノ、水泳、塾、バレー、クリケット、ラグビー、ボーイスカウトなど、ほとんど皆さん毎日習い事に通っています。

特に水泳やテニスはすごく人気です。学校にはプールがないからだと思いますが、護身などが主な目的だと思います。

うちは空手を習わせていますが、武道といったマーシャルアートもすごく人気です。これも護身ですね。

音楽も盛んに習う

オーソドックスですが、ピアノなどです。

私の子供も学校の授業の合間に、バイオリンやギター、チェロなどなど、その他日本では馴染みのない楽器を習わせています。(学校の正式授業ではなくてお金は払います)

イギリスでは「こんなにいろんな楽器を習うチャンスがあるんだ」とビックリしています。子供の選択肢が広がります。

小学校から豊富な課外授業が習える点はイギリスの凄くいいところだと思いました。

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日本と全然違って面白い!?イギリスの教育制度

日本と全然違うな、という点を挙げると

  • 就学年齢は1年早い
    5才から、9:00〜15:30までフルタイムで通います。
  • 小学校の低学年と高学年は校舎が違う
  • 入学式・卒業式というものはない
  • ランドセルや筆記用具は必要ない
  • 教科書がない。ノートも持って帰らない
    子供が何をやっているか分からないところもあります(笑)
  • 小学生から制服を来ていくが、制服がスーパーで売っている(指定がない)
  • 掃除や給食当番はない。お掃除はおばさんがやってくれる
    (汚れても子供が気にしなくなるのはちょっと心配)
  • カーペットタイムというのがあり、床にあぐらをかいて先生の話を聞く
    子供が正座していたら、注意されたようです(笑)
  • 運動会のような形で、日本のような共同作業は少ない。親が見に行き、盛大にやるということはない
  • プロジェクト形式が多い。
    教科書通りではなく、自分でリサーチして、答えを出していくようなもの。
  • 学校のクラスが一学年で1〜2クラスしかない。小規模である

などなど、たくさんあります。

 

ロンドンで生活する魅力を教えてください

私が住んでいるのは郊外ですが、ロンドン全体でのお話をすると、

自然が多い

中心でも緑が多く、憩える場所が多いです。

景観を損ねるということで、日本のようにコンビニが少なく、自動販売機がまったくないです。

美術館や博物館が無料

子供達をいつでも気軽に連れていける面は教育など、とても良いです。

ロンドンは夏がベスト

ロンドンの夏は非常に過ごしやすいです。20度前後で、湿度が低く、公園なども整備され、お花やガーデニングがとても綺麗です。

また、夏は21時くらいまで明るいので、大人は週末はパブに行って、子供は遊んで、という形です。

虫がいない

虫は見たことがないです(笑)リスやキツネといった動物はよく見かけます。

多国籍の料理を堪能できる

いろんな国の人々が来ていまうすので、いろんな国の料理を食べることができます。この前はレバノン料理だったりとか。ロンドンでも日本食ブームです。

 

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イギリスの文化

チャリティー精神旺盛

どこでも募金活動をしていて、チャリティーが凄く多いです。

あとはチャリティー団体が運営しているリサイクルショップのようなチャリティーショップがコンビニより多いです。古着を買ったりするのに抵抗もありません。

あとは、がんであったり、子供のホスピスだったり、盲導犬だったり、ありとあらゆるチャリティーがあります。

日本ではそういうことは少なかったので、こちらでは凄くチャリティー精神を感じます。

街並み・美しさを保つために?

自分の家を改装するにも区の許可が必要になります。街の外観を損なってはいけないからです。

許可がでるのに何ヶ月もかかったりします。自分の庭で外から見えないと許可が早くなりますが、見える外側であれば、時間がかかります。ひどい場合は許可がおりないことも・・

区へ提出されたら地域の掲示板があって、そこに貼られますが、住民の人が異議申し立てをすることもできます。

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イギリス人と結婚して分かった!男性のこんな特徴

私の場合をご紹介させていただきますと

家族を優先する

週末は完全にオフですし、金曜日の夜も仕事から帰るのを早くしています。私の父を見ていて、こういう点は全然違うなと感じます。

男性が女性に優しい

ドアを開けてくれたり、荷物を持ってくれたり、席を譲ってくれたり、女性に優しいです。

ユーモアがある

恥ずかしがらずに、面白いことを言って笑わせてくれたりします。

頑固なところもある

相手の気持ちを察することはないので、一から説明しないといけません。

はっきりものを言わないと伝わりません。

適当です

男性というか、イギリス人についてですが、本当に適当です(笑)

何かが壊れて、修理に来てもらうときに、読んでも一日たっても来ないとか。

シャワーが壊れても1週間こないとか。

 

イギリスの病院・医療事情について知っておいてほしいこと

NHS(国民保健センター)

イギリスではホームドクター制になっています。

まずは、登録したホームドクターへ行ってみてもらいます。それから病院を紹介されます。

今は、NHS(国民保健センター:イギリスの国民無料医療制度)は財政が困難な状況で、なかなか治療を受けられないのが現状です。

命に関わる手術をしないといけないのに1ヶ月待ちとかになります。

もちろん、プライベートな保険に入っていれば大丈夫ですが、NHSだと大変です。

歯医者事情

日本の銀歯の医療技術が凄いようで、どこの歯医者に行っても「日本でやったでしょ!」と言われて、歯医者や歯科助手などが集まって見学にきます。

日本の技術は凄いと皆さんに褒められます。

イギリスは最先端の技術はあるのですが、それがあまり一般には浸透していません。

だから、イギリス在住の日本人でも、日本に帰ってから、歯医者にいくという方もいます。

これから渡英される方へ

イギリスの病院事情は覚悟しておいたほうが良いと思います。

 

ロンドン生活のお役立ち情報

生活者は必須!オイスターカード

来たばかりのかたは、地下鉄のオイスターカードというのは作ったほうがよいです。

普通に切符を買うととても高いです。オイスターカードは誰でもすぐに作れて、随分安くなるので、すぐに作ったほうがよいと思います。

チャリティーショップを活用

チャリティーショップはたくさんあるので、なんでも安く手に入るので、ぜひ利用してみることをオススメします。

結構掘り出しものもたくさんありますよ。

大手のところだと、家具もあったりします。

電気・ガスも自由化

自由に選べるので、都度好きなところを選べます。

 

さいごに

イギリスは多くの民族がいまて、誰が来ても楽しめる場所なので、異文化を体験してもらえればと思います。

個性的な方がたくさんいて、自由な国なので、とても面白いで、周りを気にしなく生きていけます。

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