フランス生活で見つけた!日常のなかの驚きと発見

フランスで見つけた!日常のなかの驚きと発見

2024年7月にはパリオリンピックを控え、着々と準備が進んでいるフランス。

フランスといえば、歴史的建造物や洗練されたファッション、そして美食の国のイメージではありませんか?

ここでは、そんな優雅なイメージがひっくり返ってしまうような、フランスへ移住して3年目の私が、生活のなかで驚いたことを切り取ってお伝えします。

日本との生活の違いを発見して、フランスへの興味を持ってくださるとうれしいです。

では、早速見ていきましょう。

フランスの水で驚いたこと

毎日の生活のなかで必要不可欠な存在である水。

移住直後に、フランスの水について驚いたことを紹介します。

定期的な石灰対策

水には軟水と硬水があります。

日本の水は軟水なので、口当たりが軽く、飲みやすいですよね。

しかし、フランスは多くの地域が硬水です。

硬水にはカルシウムとマグネシウムが多く含まれているので、口当たりは重く、お腹もゆるくなりやすいです。

また、硬水が蒸発すると、石灰が白く残ってしまいます。

電気ケトルの中も、こびりついた石灰で真っ白になります。

日本からウォシュレットを持ち帰った友人は、半年後、洗浄ノズルに石灰が詰まって壊れてしまいました。

日本では、洗濯機や食器洗い機もふくめ、定期的な掃除を行っていた記憶はありません。

フランスでは、月に一度の石灰を取り除く掃除を怠っていると、突然壊れる日がやってきますので要注意です。

石灰除去剤を使って定期的な石灰対策を行いましょう。

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衛生面で驚いたこと

日本にいるときには、気にもとめずに行っていた毎日の習慣。

習慣のなかでも、ここでは特に衛生面で驚いたことを紹介します。

体はタオルで洗う

日本では、体を洗う時にナイロン製のタオルを使うことが多いのではないでしょうか。

フランスでは「gant de toilette」(直訳すると洗面用手袋)を使います。

スーパーの洗面用手袋コーナー

バスタオルと同じコットン製で、手ぶくろのように手を入れられるようになっています。

この中に手を入れ、お湯で湿らせたタオルに、ボディソープをつけて体を洗います。

タオル地なので泡立ちも少なく、日本人からすると何かもの足りないないな、というのが正直な感想です。

出かける前に、ワキや上半身だけを石けんをつけたこのタオルでささっと洗うのが、フランスでよく見かける身支度の光景です。

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髪は毎日洗わない

フランスへ移住してすぐは、毎日髪を洗っているよ、という方は多いと思います。

毎日洗髪していることをフランス人に話すと、逆に驚かれます。

なぜなら、彼らは2、3日に1回の洗髪が普通だからです。

なかには1週間に1度しか洗わないというツワモノもいます。

フランスの気候は、日本よりも湿度が低く乾燥しているため、髪のべたつきが気になりません。

また、硬水で洗うと髪がゴワつくのを避けるという意味でも、洗髪は毎日しないというフランス人がほとんどです。

生活用品のあれこれで驚いたこと

次は、毎日使っている生活用品について驚いたことをお伝えします。

歯ブラシのヘッドが大きい

フランスに移住して半年後、日本から持ってきていた歯ブラシの在庫が切れました。

そこで初めてスーパーへ歯ブラシを買いに行ったのですが、そこでも衝撃を受けました。

歯ブラシのヘッドが大きいんです。

大型スーパーも薬局も探し回りましたが、すべてのメーカーの歯ブラシヘッドが大きいのです。

左:日本の一般的な歯ブラシ 右:フランスの一般的な歯ブラシ

写真で見ても一目瞭然ですね。

フランス人は顔も小さく、アゴも細い人が多いので、磨きにくいのではないかなと心配になってしまいます。

小さな頃から、学校や歯医者さんでの歯磨き指導で、ていねいな歯みがき習慣が身についている日本人にとっては、奥歯の細部まで磨きたいところですよね。

子供用の歯ブラシのヘッド部分は小さめなので使ってみたのですが、柄の部分が短いので、大人が使うと磨きにくいと感じると思います。

そこで、どうしても小さめヘッドのものが使いたい場合は、電動歯ブラシがおすすめです。

フランスでも、世界共通の小さなヘッドが流通しているので、日本にいた頃と違和感なく使えますよ。

クールタイプの目薬がない

今日は一日パソコンに向かいっぱなしで疲れたなという時、爽快感のある目薬をさしてすっきりしたいですよね。

フランスには、クールタイプの目薬はありません。

元々、目が疲れるという概念がフランス人にはないようです。

薬局で販売されている目薬コーナーはいたってシンプル。

白目を白くするもの、コンタクト装着の目の渇きに潤いを与える目薬はありますが、

クールタイプの目薬は存在しないと心得ておきましょう。

汚れはスポンジで拭き取る

ジュースを床にこぼしてしまった場合、あなたならどうしますか?

日本では、キッチンペーパーだったり、昔ながらだと雑巾を使って拭きとるのではないでしょうか。

フランスではスポンジが大活躍します。

液体を床にこぼした場合はもちろん、食事のあとの汚れたテーブルやコンロまで、すべてひとつのスポンジで完結します。

さらに驚くことは、家庭によっては、食器洗い用のスポンジと兼用していることもあるのです。

はじめてこの光景をみた時は、目の前で起こっていることが信じられませんでした。

皿も床も「拭く」という対象なので同じだよ、という感覚なのでしょうか。

セルロース素材のスポンジ

しかし、このスポンジ、なかなか有能なのです。

吸水性バツグンなので、こぼした液体を一瞬で拭き取ります。

また、環境にやさしい植物繊維でつくられていて、耐久性も優れたエコな品でもあるのです。

スーパーで見つけたら、ぜひ試してみてくださいね。

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食事面で驚いたこと

最後は、美食の国のフランスで驚いたことを紹介します。

フランス人は毎日ワインを飲まない?!

フランス人は、毎晩ワインを片手にディナーを楽しんでいると思っていませんか?

フィガロ誌によると、フランス人のワインの個人消費量は、1960年代から2022年の間に60%も減少しました。

とくに若者のアルコール飲料離れが目立っています。

近年では、生産したワインが売れ残ってしまう問題もでてきました。

では、ワインを飲まなくなったフランス人は、かわりに何を飲んでいるのでしょうか。

フランス人、とりわけ若者の間では値段も手頃なビールが人気です。

レストランやバーでは、モクテルと呼ばれるノンアルコールのドリンクメニューが格段に増えました。

ワインは「毎日ではなく、ときどき優雅に楽しむアルコール」として、ポジションが変わってきているようです。

参考記事:LE FIGARO 2023/12/22

地元の旬の野菜を買う

コロナ禍以降、日本では健康意識が高まっていますが、フランスでも同じです。

さらに、フランスはエコ先進国でもあります。

例えば、野菜の生産地が遠いものは、輸送時にかなりのCO2を排出します。

また、旬ではない野菜の生産も、ビニールハウスの使用にかなりのエネルギーを使用しているので環境にはよくありません。

これらに配慮し、フランス人は地元で育てた旬の野菜や果物を買う傾向にあります。

オーガニックのスーパーもたくさんあります。

ありがたいことに、フランスではマルシェ文化が浸透しているので、家の近くの市場で手軽に買うことができます。

新鮮な野菜を手に入れやすいというのは嬉しいポイントですね。

エクス・アン・プロヴァンスの夏の市場風景

普段の生活を知ると楽しみ方が増える

ほんの一部ですが、フランスの意外な日常を知っていただけたかと思います。

筆者はフランスへ移住して3年目ですが、初めてフランスを訪れた20年前と比べると、フランス人のステレオタイプもだいぶ変わってきています。

変わるものと変わらないもの、どちらもフランス。

日本との大きな違いも、自分でアレンジしながら受け入れることで、新しい世界が広がります。

フランスに移住した際には、ぜひ驚きを見つけてみてくださいね。

 

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