ポルトガル・リスボンの物価事情!6つの具体例で相場を紹介

南欧ポルトガルの首都リスボンは、天気の良さ、街並みの美しさ、料理の美味しさ等で、観光客だけでなく、ヨーロッパ諸国から多くの移住者を集めています。

あのマドンナ(歌手)もリスボンに移住したことをご存じでしたか?

リスボンが住みやすいと言われるには、物価が安いことも大きな理由の一つでしょう。

今回は、ポルトガル・リスボンの物価を6つの具体例から紹介します。

日本と比較して、安いものと高いものも挙げていくので、ぜひ参考にしてくださいね。

※1€=125円換算

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リスボンの家賃

リスボンの家賃は、

  • 中心街(バイシャ地区)
  • その外のエリア

により異なります。

近年のポルトガルへの観光客や移住者の増加により、家賃は上昇傾向にあるようです。

住居タイプ 家賃
中心街アパート(1ベッドルーム) 約€700〜€1,000 (87,500円〜125,000円)
その他地区アパート(1ベッドルーム) 約€450〜€800 (56,250円〜100,000円)
中心街アパート(3ベッドルーム) 約€1200〜€2,500 (150,000円〜312,500円)
その他地区アパート(3ベッドルーム) 約 €785〜€1,500 (98,125円〜187,500円)

中心街からはずれた所に住んだとしても、リスボンは地下鉄、バス、トラムなどの交通機関が充実しているので、中心街へのアクセスは良いです。

そして、ほとんど時間通りに来てくれるので、通勤通学も安心できると思います。

ちなみに、中心街からはずれたエリアのアパート(3ベッドルーム、改装済み)が現在の相場の3分の1以下という物件が実際にあります。

そういうところは、不動産屋さんの紹介ではなく、大家さんと直接契約になる場合があります。

安い理由は、大家さんが高齢の方で、リスボンの家賃が高騰する前から賃貸しているので、そのまま値段を変えていないからかもしれません。

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光熱費

光熱費は、電気、ガス、水道、暖房/冷房代が基本です。

まとめると1ヶ月で約€60〜€150(¥7,500〜¥18,750)くらいになります。

ガスは、ガスボンベを配達してもらうか自分で買ってきて取り付けるのが一般的です。スーパーやガソリンスタンドで1本€20で買います。

リスボンの夏は気温が高く、2017年には歴史上最高の暑さを記録しました。でも日本の夏のような蒸し暑さはなく、クーラーがなくても生きていけなくはありませんが、暑さが苦手な方は、あったほうがいいと思います。その場合、夏の電気代は、上記の範囲内で少し高くなるかもしれません。

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食品の物価

リスボンの食料品の物価は、他のヨーロッパの国に比べて安いと言えるでしょう。

安価なだけでなく、国産のものが多いので高品質、新鮮、美味しいと評判です。

では、一般的なスーパーでの食品の相場はどれくらいなのか、5つの食品を例に見てみましょう。

5つの食品の値段:

食品 物価
牛乳/1L €0.50〜€0.90 (62円〜112円)
卵/12個 €1.00〜€2.20 (125円〜275円)
鶏の胸肉/1kg €4.00〜€8.00(500円〜1,000円)
チーズ/1kg €6.00〜€10.00(750円〜1,250円)
白米/1kg €0.60〜€1.20(75円〜150円)

 

スーパーでも十分お手頃価格。

また、日曜日にはリスボンの街のいたるところでマーケットが催されます。

ここでは野菜や果物などがスーパーより安く新鮮なものが手に入ることがあるのでオススメです。

ちなみにポルトガルは、1人あたりの米の消費量がヨーロッパで一番多いと言われているくらい、ポルトガル国内で作られた様々な種類のお米が売っています。

その中でもカロリーノ米という種類が日本米と似ています。

日本人の味覚にとってもう一つ嬉しいのは、魚などのシーフードも種類豊富に比較的安価で買うことができるということです。

外食費

リスボンにはポルトガルの伝統料理が楽しめるレストランがたくさんあります。

他にもイタリア料理、ブラジル料理など、選択肢は様々です。

それでは、リスボンで外食した場合の平均価格を見てみましょう。

  • マクドナルドのセットメニュー:€5〜€7 (625円〜875円)
  • 大衆食堂:€7〜€10(875円〜1,200円)
  • カジュアルなレストランで2人分:€26〜€40(3,250円〜5,000円)

また、カフェでの朝食セットは€2.5(¥313)くらいで、ハムとチーズを挟んだ焼きたてパンにコーヒー(エスプレッソ)と生絞りオレンジジュースが付いてきて、おいしいですよ。

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交通費

記事の始めにもお伝えしたように、リスボンでは、地下鉄、バス、トラムの交通機関が発達しており、市内の移動にとても便利です。

リスボンの交通機関

ここでは、2019年度のそれぞれの運賃を見ていきましょう。

地下鉄、バス、トラムの運賃:

  • 地下鉄 (片道): €1.5 (187円)
  • バス (片道): €2.0 (250円)
  • トラム (片道): €3.0 (375円)
  • 地下鉄/バス 1dayチケット(24h): €6.4 (800円)
  • 1ヶ月定期(一般): €36.70 (4,587円)

これらは、ゾーン以内なら距離に関係なく一定の値段です。

驚きなのが、1カ月定期が地下鉄、バス、トラムを混ぜて使えてこの値段。

1万円以上はする日本の定期に比べたらかなり安いですよね。

タクシーの運賃:

リスボンは実はタクシーも安めなんです。初乗りが€3.25(406円)です。

10分〜20分乗るとだいたい€7〜12(875〜1,500円)でおさまります。

ポルトガル・リスボンでの仕事の収入

リスボンの1ヶ月の平均所得は(税金を引いて)€864 (¥108,000)とされています。

この所得であれば生活できなくもありませんが、リスボンではたまに、労働者の賃金引き上げを要求するデモが起こります。

結果、ポルトガルの月額最低賃金は2018年に€557から€580に増えた上、2019年の議会の終わりまでに、政府は€600以上に引き上げることを約束しました。

ポルトガルでの最低給与は12回ではなく、年間14回の支払いに基づいて計算されるため、年間12回支払う場合、最低月給は€676.67(¥84,583)となります。

この賃金は、ドイツ、フランス、オランダなどの一部EU諸国よりはかなり低いですが、スペイン、ギリシャ、スロベニアなどの国とはほとんど変わりません。

日本よりリスボンの方が安いもの

・パン

リスボンのパン(白いパン1斤):
€0.59〜€1.50 (74円 〜187円)

日本のパン(白いパン1斤):
170円〜250円

ポルトガルの朝食は必ずと言っていいほど、お米ではなくパンを食べます。

そのため、毎朝近くのスーパーかベーカリーへ行き、焼きたてのパンを買う習慣があります。

シンプルなパンなら1個€0.15から売っているので2人分(4個)でも€0.6で済んでしまいます。

・野菜と果物

リスボン:
トマト(10個くらい):€.100〜2.25/kg
リンゴ(8個くらい):€1.30〜2.00/kg

日本:
トマト:98円~250円/個
リンゴ:98円~350円/個

ポルトガルは量り売りが普通で、自分の好きな量を袋に詰めて買います。

日本はパック売りがほとんどで、個数の割に値段が高めなことがわかりますね。

また、食費のところでも触れましたが、マーケットは野菜や果物が安く、ほぼ€1/kgで買うことができ、おまけで多く入れてくれたりすることもあるのでお得感があります。

・水

リスボン :
€0.30~€1.00 (38円〜125円)/1.5L

日本 :
88円〜150円 /1.5L

ミネラルウォーターが格安で手に入ります。

大きさにも幅があり、超ミニペットボトルからガロンサイズまで様々です。

・ワインとビール

リスボン:
ワインボトル1本(日常用):€.3.90〜6.00 (488円 〜750円)
ポルトガル産ビール(0.5L):€0.50〜1.40 (63円〜175円)

日本:
ワインボトル1本(日常用):1,000円~2,000円
国産ビール(0.5L):260円~300円

ポルトガルはワインの名産地でもあるので、美味しいワインが安く飲めます。

また、ワインやビールは食事と一緒に飲む習慣があるので、ランチの時間でも飲んでる人を見かけます。

お酒の値段は日本より安いですが、居酒屋の飲み放題のようなものはありません。

日本よりリスボンの方が高いもの

・税金

ポルトガルの消費税にあたるものは、VAT(付加価値税)と呼ばれ、3種類あります。

リスボン:
食料品6%、レストランやカフェでの飲食13%、 その他23%

日本:
消費税8%

スーパーなどでの価格表示は税込みになっているので、消費税が高いということは特に感じにくいかもしれません。

・ガソリン代(レギュラー)

リスボン:
€1.47~€1.66(184円~208円)/L

日本:
122円~133円/L

これは車を運転しない方にはあまり関係がないかもしれません。

車を持たない生活スタイルでも、リスボンはタクシーが安めなので、いざという時にも不便はないはずです。

ポルトガル・リスボンの物価まとめ

ポルトガルの生活関連の物価は、日本や他のヨーロッパ諸国と比べると、安いものの方が多いですね。

リスボンの平均収入ほどで暮らすのであれば、生活する上で問題はないでしょう。

移住先として人気のリスボン。

物価が安いことがポイントのようです。

参考サイト:

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