オーストラリアの出産事情。日本との違いを知っておこう

オーストラリアへの移住を考えている方でこれから出産する可能性がある方は、オーストラリアの出産事情、気になりますよね。

日本人の方のなかには、出産のため日本に一時帰国する方、またはオーストラリアでの出産を選ぶ方、どちらもいます。

それぞれ事情があり、立ち合い出産をしたいからこっちで産みたい、上の子もまだ小さいから産後一人ではとても無理だから日本で里帰り出産をする予定など、理由は様々です。

お母さんと赤ちゃん、家族みんなにとって一番良い選択をしたいですね。

オーストラリアの妊娠、出産事情はどう違うのでしょうか?オーストラリア在住者にお聞きしました。

【オーストラリアの関連記事はこちら】

↑オーストラリア滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら

妊娠がわかったらまずどうしたら良い?まずはGPへ

「妊娠かも?」と思った場合はまず市販の検査薬を試しましょう。

「病院に行った時に自分で検査はした?」と聞かれます。

陽性が出たら、さて次は病院です。

私はオーストラリアに来て、病気をしたことがなく、妊娠がわかってから初めて病院というものに行きました。

日本だと迷わず産科がある病院を受診すると思うのですが、こちらは少々システムが違います

まずはGPを受診しよう

まず、GP(General Practitioner)という一般開業医を受診します。

ファミリードクターと呼ばれたりもします。彼らは治療をするわけではなく、診察の後、専門医を紹介したり大きな病院を紹介してくれます。

インターネット、もしくは電話で予約を取ります。

最初は数回GPに通うことになるので、家から近いところや評判の良いGPを見つけられるといいですね。

受診すると、血圧などバイタルチェックと問診があります。

そして、血液検査と超音波検査のオーダーをしてくれます。日本だと大抵、受診した日に超音波検査などしてくれますが、GPにはその設備がないので、後日、検査専門の機関に自分で行かなければいけません

全部一か所で済む感覚の日本人からしたらこの制度は面倒です。

結果がGPに送られるため、結果が届いた頃に再度受診という流れになります。

そこから、プライベートの病院で産みたいのか、パブリックが良いのか、健診はこっちで受けるけど日本で産むつもり、など自分の希望を伝えて、健診を受けたり、出産する病院を選びます。

世界中の日本人と繋がるコミュニティ

人生が世界へ広がるコミュニティ「せかいじゅうサロン(無料)」へ招待します

人脈ネットワークの構築、情報収集、新しいことへのチャレンジと出会いが待っています

妊婦健診の頻度・方法などに違いは?

オーストラリアでの定期健診は、初期は4週間ごと、中期以降は2週間、臨月からは週に1回ほどのところが多いようです

もちろん、妊婦さんや赤ちゃんの状態によって変わります。

日本では、健診の度に超音波検査や尿検査、体重測定など検査をきちんとやりますが、オーストラリアではそんなきっちりしていません。

尿検査なんか忘れられることもあります。

さらに驚きなのが超音波検査は妊娠中を通して問題がない場合は3回くらいしかやりません。胎児心拍が確認でき、次は赤ちゃんの奇形や病気など異常がないことがわかれば30週を超えたあたりで、もう一回かな、という感じです。

胎動が少ない気がするなど、何か心配なことがあれば、言えばやってくれます。自分で言わないと基本的にはやってくれません

全体的にゆるいです。

「妊娠中はあれはやって大丈夫?」「これは?」と不安になりますが、質問しても「あなたが快適なら赤ちゃんも快適だから大丈夫よ~心配しないで~」という感じです。

日本は妊娠糖尿病や高血圧のリスクを考えて体重増加について厳しく言われますが、オーストラリアでは一切そんなことありません

周りを見ても大きめなオージー妊婦さん多いです。健診の時も「赤身の肉をたっぷり食べなさい」や「つわりで食欲がないときはチョコレートがいいよ!元気が出るから」など、日本では絶対言われないようなアドバイスをくれます。

さすがオーストラリア。

なんでもアバウトです。

【期間限定】プレゼント

世界どこにいても仕事と収入が作れるオンラインスキル講座を無料配布中

プレゼント受取りページへ

初めての出産。授乳の仕方や沐浴の仕方って病院で教えてもらえるの?

陣痛が始まったり、破水した場合は出産する予定の病院へ連絡を入れ、行きます。ここは日本と同じですね。

自宅出産や水中出産など希望すればできるところもあります。

オーストラリアは無痛分娩

また、病院によりますが、オーストラリアは無痛分娩が主流のようです

臨月くらいになると、同意書にサインを求められます。

痛くない方がいいに決まってるじゃん。という感じです。

日本人には出産の痛みを感じてこそ一人前、という考えの方もいますので、無痛分娩を希望しない場合にはハッキリその旨を伝えましょう

入院期間が短い

また、オーストラリアは出産時の入院期間が短いです

産んでから12時間で退院したという話も聞いたことがあります。

パブリックの病院だと、病室の空がなく経過が良ければそんなこともあるみたいです。

長い場合でも3~4日ほどで退院することが一般的です

日本だと、入院中に授乳の仕方や沐浴の仕方を教えてくれますが、そんな暇なく退院です。

そのかわり、退院後は助産師さんが自宅を訪問してくれ、困っていることはないか、体調は大丈夫かなど聞いてくれます。その点は安心ですね。

また、新生児室などはなく母児同室が当たり前です。

産後疲れていても、赤ちゃんを預かってくれることはないと思っておきましょう。

出産の費用は?保険はどうなる?

出産費用は気になりますよね。

日本では妊娠・出産は保険適用外なので、自治体によって補助金がもらえる制度があります。

オーストラリアで、永住権を持っていればメディケアカードが発行されます。日本の保険証にあたります。

メディケアを持っていれば、パブリックの病院は無料なので、そこにかかっていれば基本的に費用は無料です

しかし、自分の希望で超音波検査を追加した場合などは費用がかかります。

プライベートの病院になると、医師の指名料や部屋の使用料など、病院によってまちまちですが、メディケアでカバーされない分が、おおよそAU$2000~3000かかります

永住権ではなく、ビジネスビザで滞在しておりメディケアカードを持っていない人は、自分が入っている海外保険の内容を確認してみてください

海外旅行保険だと妊娠・出産は病気ではないので含まない、と書いてある場合もあります。

自費だと、GP1回の受診でAU$80~90、1回の超音波検査でAU$200前後かかるので出産費用全てを自費でまかなうのは大変です。

【特別公開】せかいじゅう運営者が教える

世界どこにいても仕事と収入が作れるWEBマーケタースキル講座を期間限定で無料配布中

プレゼント受け取りページへ

さいごに

オーストラリアにいると、日本人はいろいろと気にし過ぎなのかな?と思うほど、どこでもゆるいです。

ストレスが妊婦さんにとって大敵なのを考えるといいことなのかもしれませんね。

大都市の病院では日本語が喋れるスタッフがいたりします。

いなくても、電話で医療通訳のサービスを無料で受けられるところもありますので、英語にまだ自信のない方は最初の受診の際には受付の人や医師に直接お願いしてみましょう。

【オーストラリアの関連記事はこちら】

↑オーストラリア滞在に役立つこちらの情報もご覧ください。過去の記事一覧はこちら

世界中の日本人が参加する「せかいじゅうサロン」

海外移住コミュニティ

世界へ広がる海外移住コミュニティ

世界中の日本人同士が繋がり、情報提供したり、チャレンジしたり、互助できるコミュニティ「せかいじゅうサロン」

参加無料。気軽に繋がってください。(2022年6月時点:参加者3600名超えました)

世界中を目指すメンバー集まれ!

【特別公開】世界で自由にひとりIT起業

WEBマーケティングスキルは「世界どこでも働けるワークスタイル」を可能に。

1年で海外居住資金も作れるWEBスキル講座を無料配布中↓