【経験談】タイで店舗マネージャーとして11年働いて思うこと

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、タイで11年、Bビザで店舗マネージャーとして働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

本社はオーガニック農園を経営しており、そのアンテナショップとして中心エリアにオーガニックショップ&レストランを開きました。

自社農園直送の野菜をメインに、地元の良質な自然食材を使用した料理を提供したり、ショップでは野菜やお米なども販売。

また自社工場で製造している石鹸やその他委託商品も販売しています。

私の仕事はこの店舗のマネージャーで、スタッフの教育、商品の値札作成、新商品開発、メニューやチラシなどのデザイン、商品登録などの管理をしています。

タイでの年収はいくらほどでしたか?

300万円ほど

その仕事をしてみての良い点、やりがいをあげるとしたら?

良い点1

オーガニックの野菜や考え方を通して、環境問題や体の健康のことを勉強できます。

健康に良い発酵食品などの健康食品も多数販売しており、商品知識を身に付けながら、自分でも活用して、体の健康を保つことができます。

健康への意識も年々高まり、需要も増えており、既存の商品や新商品を通して勉強することが日々あります。

良い点2

お店では店舗運営と並行してお野菜などのデリバリー業務もしており、お客様から直接ご注文を受けています。

主に日本人からのご注文が多く、ご注文を受けて、それをタイ人スタッフにタイ語や商品コードなどで伝えて指示し、欠品の調整やお届け時間を確定してご自宅にお届けするという流れです。

タイ語が苦手なお客様も多く、お客様にとっては日本語が通じることは安心です。習慣などの違いで問題も発生しますが、スムーズにお買い物をしていただき感謝してもらえることはやりがいの一つです。

良い点3

昔からデザインの仕事に興味があり、独学で勉強しながら、自社製品のラベルなどは自分でデザインしています。

インターネットやスーパーなどで自分の好みのデザインを見たり、商品の内容が分かりやすいデザイン、流行のデザインなども研究して取り入れたりしています。

また、メールマガジンを作成いているので、商品のライティングなどもしています。

副業として、こうしたデザインやライティングの仕事もやってみたいと思っており、経験を積みながら勉強できることも良い点です。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

小さな会社なので、通訳スタッフはおらず、スタッフはほとんどタイ語しかわからないので、自分で何とかタイ語を覚えて伝えています。

自分の非を認めない、たいへんなことは避ける(楽しいことが好き)傾向があり、習慣も違うため、ストレスを感じることも多いです。

また、日本人経営ですが、私と社長以外は全員タイ人で、どちらかというとタイのローカル企業です。

そのため給料はなかなか上がらず、週休1日ということもあり、拘束時間が長いため副業の時間も制限されています。

これから私と同じような職種で働きたい方へのメッセージ

同じ職種は需要はあまり期待できないと思います。

一時は日本食のお店もとても多かったのですが、コロナの影響もあり閉店・撤退も多いです。

需要に対してお店の数が多すぎたのではとも思います。

最近はバンコクはフリーランスにとって環境が良いことで世界中からフリーランスで仕事をしている人が来ているそうです。

日本での安定したお得意先などがあれば、ネット環境も整っているバンコクはおすすめかもしれません。

現在私もクラウドソーシングを始めて、フリーランスに向けて少しずつリサーチをしています。

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