イタリアのホテルで働いた内容と注意点

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、イタリアにて、労働ビザで4年間・ホテルの従業員として働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

仕事は2018-2021年まではホテルの従業員として働きました。

1年目は朝食の準備、主にキッチン業務。

2年目は昼、夜のレストラン主にキッチン。

3年目は朝食準備からホテルの部屋の清掃。

4年目は昼、夜のレストランで主にキッチン。

レストランのキッチンに関しては、シェフの補助や皿洗いなどです。

2022〜は地域のローカルのBARで働いており、午前中はコーヒーの提供、午後はカクテルやホール従業員として働いています

その仕事はどのように見つけましたか?仕事探しで重要なポイントを教えてください。

イタリアの場合は知り合いからの紹介が多いです。

求人サイトの様なものもありますが、私は南部地域に住んでいるので、人からの紹介が多いし、知り合いがいるとより始めやすいと思います。

年収はいくらほどでしたか?

ホテル従業員は240万。現在は180万ほどです。

その仕事をしてみての良い点、やりがいを3つあげるとしたら?

一つ目ははまずは語学が上達すると言う事。

私はあえて人と多く接する仕事を選んでいるので、語学に関しては生活、仕事をする上でなんの支障もなく生活する事ができています。

早い段階でトライする事、辛い事もありますが喋らないと上達しないので、その様な中お金を貰いながら、語学力も上がる一石二鳥だと思います。

二つ目は、イタリア人は日本大好きな人が多いので、より好きになってもらえるよう、接客の工夫ができる事です。

日本で働いてきた中で学んだお客様第一という習慣は海外には全くなく、それによってより多くの人を笑顔にできていると言う実感があります。

また、お互いの文化を知り合う事で、お互いの背景を知り、接客業としての幅も広がります。

3つ目は、専門的な知識を学べる事です。ホテル従業員としてはイタリア人はどの様な朝食が好ましいのか、またスペイン、ドイツでは違ってくるのかなど、初めて知る体験が沢山ありました。

イタリアでは基本、持ち場を任されたらマニュアル通りにやるだけではなく、起点を聞かせて、アドリブとしてメニューを変えてみたり、お客様にあったサービスをするというのがより重要になってきます。

なのである意味自分で指揮を取ることができる、ある意味自由でもある仕事なので、同じ事ばかりでつまらないと言う事は非常に少ないです。

そんな中でお客様がどの様な事を考えているのか、イメージしながら最高のサービスをすると言う事を学びました。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

大変な事としては日本での当たり前が当たり前でない事です。

例えば、休憩時間や一服時間は時間で決まっておらず、案外自由です。

また携帯も業務中であってもバンバン使います。

最初は戸惑いもありましたが、文化の違いと割り切ればなんなくこなせると思います。

またタバコなども吸う場所が決まってるとかはなく、いろんな場所で吸ったりするので、日本ではあり得ないことが普通なので、そこに慣れるまでが、大変になると思います。

その業種で日本人の求人需要はありますか?その理由。またどんな経験、資格があったほうがよいですか?

イタリアのカクテルを学びたいと言う気持ちがあれば基本的に働き先はすぐ見つかると思います。

経験よりは、資格としては語学、英語はある程度喋れるとよりスムーズに仕事に取り組めると思います。

イタリア語が最初は難しいと思うので。

海外転職のアドバイスとしては、しっかりとした土台、本当に信頼できる人の近くで始めることです。

そこから少しずつ信頼関係を築いていくことで、自分のやりたい仕事場、職場が見つかると思います。

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