カナダのバリスタとして働いた仕事内容と体験談

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、カナダにて、ワークビザで4年間・バリスタとして働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

カフェでの就業でしたので、メインの仕事はお客様の対応業務です。

オーダーをとってキャッシャー業務、コーヒーやラテ等を作ったり、サンドイッチなどの軽食を温めたりというのが主でした。

私が働いていたお店ではケータリングも行っていたので、その電話対応や準備などを行うこともありました。

何年か働いた後には、備品のオーダーやマネージャーが不在の際には売り上げの管理なども任せてもらえるようになりました。

あとは、やはりスタッフの入れ替わりは定期的にあったので、新人さんのお手伝いなども行っていました。

カナダではどのように見つけましたか?仕事探しで重要なポイントを教えてください。

カナダでは履歴書を直接お店に持って行って、タイミングが合えばそのまま面接、もしくは後々電話をもらって面接に進むということが多いです。

私はちょっとラッキーで面接をしてもらったお店には履歴書をもっていかなかったのですが、系列のお店のオーナーが私の履歴書を渡してくれて、そこから電話をもらって面接、そして採用してもらうことができました。

カナダではとにかく履歴書をいっぱい配ることが大切です。

今はオンラインでの受付がある所も多いですが、オンラインでエントリーした後にも履歴書を直接持って行っている人もいます。

30~50枚は配る気持ちでいた方がいいと思います。

年収はいくらほどでしたか?

約CA$25000とチップ

カナダで働いてみての良い点、やりがいを3つあげるとしたら?

私はとにかく英語環境にいたかったというのもあって、接客業を選びました。

カフェのお客さんはもちろんローカルの人が多いので、英語でのコミュニケーションができたことは一番よかったことです。

特に私が働いていたカフェのマネージャーはお客さんとのコミュニケーションを大切にしている人だったので、ただ単にオーダーを取るだけではなく、こちらからお仕事どう?とか週末は何するの?などいろいろ話しかけるような環境でした。

そしてお客さんもそれに慣れているので、こちらが英語に問題がないとわかってくると、お客さんからも話しかけてくれるようになりました。

カフェの業務でいうと、ラテアートを学ぶことや練習することが楽しかったです。

少しずつ上手になってくると、ドリンクを渡したときにお客さんがほめてくれたり喜んでくれるのが目の前でわかるのでやりがいを感じることができました。

最後に、カフェは単調な仕事になりがちなのですが、数年経つごとに任してもらえる仕事が増えたり、英語に慣れてできることが増えていくことを実感することができたのはよかったです。

最初は目の前のお客さんからオーダーを取るだけで精一杯だったのですが、ケータリングの電話対応ができるようになり、備品や食品の発注ができるようになり、そして売り上げの管理をすることもありました。

日々の仕事は変わらないことばかりなのですが、長い目で思い返すと自分の成長が少しでも感じれたことは海外生活のなかでも自信に繋がることでした。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

私の場合は一緒に働いている人がほぼカナダ人で、英語に関しても快くサポートしてくれる人達だったのであまり困ったことはありませんでした。

ただ、周りの知人の話を聞くと、オーナーによっては外国人を信用していなかったりする人もいるみたいなので、面接の際に雰囲気を感じ取ることは必要かなと思います。

職業柄、なかなか給料が上がりずらいという面はあるので、数年働いて全く上がらないという場合はマネージャーと話しあうことも必要かもしれません。

実際に私もマネージャーと給料面では何度が話し合いました。

私のマネージャーは給料計算の際に自動計算ツールなどを使っていたのか、働いている年数ともらっている時給をしっかり把握していなかったようで、私の場合はすぐに見直してもらうことができました。

日本人の需要はありますか?その理由。またどんな経験、資格があったほうがよいですか?

仕事の需要はあると思いますが、カフェはワーホリの人達にも応募しやすい職種なので、フルタイムでワークビザまで出してもらえるかどうかは本当にタイミングやオーナー(マネージャー)によると思います。

あとは地域差もカナダは大きいです。バンクーバーやトロントなどは人が多いのでなかなかワークビザや移住とまでつながることが難しいのですが、田舎に行くと人員不足が深刻な場合、都会よりも将来の道が開きやすい傾向があります。

カナダの場合はどこの地域に行くのかで大分状況がかわってくると思います。

ただ、田舎は外国人に慣れてない人も多いので、そのぶん英語力があるにこしたことはないです。

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