ブラジルで日本語教師のお仕事をした体験談

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、ブラジルにて、永住ビザで2021年〜2022年の約1年間・日本語教師として働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

オンラインのプラットフォーム等を使用し日本語を教えること。

私の場合は、個人指導をしてくれる先生を探すためのプラットフォーム「Superprof」(ブラジル版)と言語学習プラットフォーム「italki」を利用して、生徒の募集や授業を行っています。

生徒の日本語のレベルは様々で、ひらがなから教える必要のある初心者や、日本に居住経験のある流暢な学習者までいます。

生徒の要望によって臨機応変に対応することもあるが、基本的にはオンラインで無料で使用できる国際交流基金作成の教科書「いろどり」を使用し授業をしている。

その仕事はどのように見つけましたか?仕事探しで重要なポイントを教えてください。

海外移住の際にできる仕事についてブログ、youtube等で情報を探した。

居住地が変わっても働き続けられること、日本語ネイティブであるという点で、現地のブラジル人との差別化ができることなどが重要なポイントだった。

年収はいくらほどでしたか?

約150万円ほど

その仕事をしてみての良い点、やりがいを3つあげるとしたら?

(1)場所に関係なく働くことができること

オンラインであることのメリットとして代表されるのが場所に関係なく働くことができることだが、結婚したということもありそのメリットをより強く感じました。

夫婦生活では相手の仕事の都合等で引っ越す可能性もあり、その都度仕事を変えるのは一苦労。

一方でオンラインでの仕事であれば、居住地に関係なく同じ内容の仕事をすることができるのはとても良い点です。

(2)ブラジルレアルやドルなど、様々な通貨で給料をもらうことができること

日本円で給料をもらうだけよりも様々な通貨で給料をもらう方が、いずれかの通貨の価値が下がった時でも全体の貯金額等を安定させることができます。

(3)日本人としてのメリットを利用できること。

日本国内にいると日本語を話せることは当たり前ですが、一歩海外に出ると、日本語を話すだけでも価値があり、スキルとして認められます。

それが仕事にも繋がり、また誰かに感謝されるのはとても嬉しいことです。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

クライアント(生徒)との決め事の共有を予めすべきだと感じます。

オンラインで、また個人で働いているため、生徒とのやり取りは契約等に基づいていません。

そのことの良い点としては、生徒と友人関係になれること等ありますが、その一方で、急に授業をキャンセルされたり時間変更を要求されたりと、会社(日本語学校)での集団授業ではなかなか起きないだろうことも頻繁に起きます。

法的な拘束がなくても、関係に契約書等を交わすことも安定した収入のため必要だと感じます。

ブラジルで日本語教師の需要はありますか?その理由。またどんな経験、資格があったほうがよいですか?

日本人の需要は十分にあり、また今後も増え続けるはずだ。アニメやゲーム等を通して日本に興味を持つ人が多く、また、インターネットを通じて簡単にそういったエンターテイメントにアクセスできるため、それをきっかけに日本語に興味を持つ人が増えています。

日本語教師として働くためには資格は必要ないが、日本語教育能力検定試験に合格している、もしくは日本語教師養成講座 420時間コースを修了していれば、信頼を獲得しやすいというメリットはあります。

これからブラジルで日本語教師として働きたい方へのメッセージ

私でもできたので、誰でもできます!

日本語教師など、日本語ネイティブであるだけでメリットのある職種などもあり、海外で働くのは意外と簡単に始められるかもしれません。

私も日本語教師に限らず、他にも挑戦してみます!

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