海外転職における転職軸・人生軸の決め方

海外転職、特にアメリカやシンガポール、オセアニア、イギリスなど英語圏の企業への転職を目指す方にとって、英語面接は避けては通れない道です。

今回はその「英語面接」の基本編として、私が実際にクライアントの皆さんと日々向き合っている面接準備のリアルを交えてお話しします。

転職市場が活発な今、面接の練習は必須！
世界各国で転職市場が動いている今、私のクライアントさんとも連日、面接対策と練習に取り組んでいます。

たとえば、クライアントのOさんとは、この1カ月間で何度も模擬面接を繰り返してきました。

実際のセッションでは、40〜50個の想定質問を出して、それに答えてもらうというスタイルで進めています。

ですが──

「どれだけ想定質問を準備しても、足りない！」

というのがOさんの感想です。

それだけ英語面接では「予測不能な質問にどう答えるか」「どれだけ自分の体験を言語化できるか」が重要だということです。

「こんな感じ」ではなく、「自分の体験を具体的に語る」準備を
英語面接で高く評価されるのは、自分の体験をベースにしたストーリーテリングです。

Oさんにもお伝えしているのは、

“「なんとなくこんな感じでした…」ではなく、
“あなた自身が体験した”ことを、具体例で語れるようにすることが大切”ということです。

実例を“ストック”しておくことの重要性
1つの質問に対して、いきなり完璧な英語で返すのは難しくて当たり前。

でも、あらかじめ自分のエピソードや成功体験を整理しておくことで、英語でもぐっと話しやすくなります。

・プロジェクトで成果を出した経験
・困難な状況をどう乗り越えたか
・チームとの摩擦や調整経験
・新しい環境への適応の工夫

こうした体験をSTARメソッド（Situation→Task→Action→Result）などの構造を意識して整理しておくことで、質問に対して焦らず話せるようになります。

STARメソッドは“型”として覚えるより、“準備のヒント”に

STARメソッドは、海外企業の面接では特によく使われます。

STARとは？
・Situation（状況）
・Task（課題）
・Action（行動）
・Result（結果）

とはいえ、「この順番で完璧に話そう」と思うとプレッシャーになりますよね。

そこでおすすめなのが、

「頭の片隅に置いておくこと」

→ 本番では“意識しすぎず”自然に話せるよう、何度も練習すること。

実際にOさんも、最初は話が長くまとまりにくい傾向がありましたが、何度も練習を重ねることで、徐々に「結論が明確で、伝わる話し方」ができるようになっていきました。

鏡を使う、録画する。練習のコツも大事！

練習の方法として、以下の2つはとても効果的です：

• 鏡に向かって話す → 自分の表情・姿勢・目線をチェックできる
• スマホで録画するまたはZoomなどで録画 → 客観的に「どんな印象か」「何が伝わっていないか」が見える

練習を通じて、自分の弱点や癖もわかるようになります。

成功事例のご紹介：実際に海外転職を叶えた方々

こうした準備と練習を経て、実際に素晴らしい成果を出しているクライアントさんもたくさんいます。

Aさん：GAFAの1社に内定

Aさんは、英語面接に向けて約2カ月間、徹底的にSTAR形式での受け答え練習を実施。
実例ベースの回答をストックし、動画での練習も繰り返しました。
見事、GAFAの1社から内定を獲得し、今後はアメリカ本社で勤務予定です。

Kさん：シンガポールでシニアディレクターに

Kさんは日本での長年の経験をもとに、ITコンサルティング企業のシンガポール現地法人に転職成功。

面接では、具体的な数字・成果・チームとの連携事例を明確に伝えたことが評価されました。

英語力以上に大切なのは「伝える力」

英語面接を前にして不安を感じているあなたへ。

大丈夫です、完璧な英語で話す必要はありません。

必要なのは、

• 伝えたいことを構造的に整理する力
• 自分の体験を具体例として語れる準備
• 間違いを恐れず、伝えることを諦めない気持ち

そして、それらは練習次第で必ず上達します。

海外面接のスタートラインは「準備」から

面接で急にうまく話せるようになる人はいません。

でも、準備と練習を重ねた人は、確実に
「伝わる人」
になります。

今この記事を読んでいるあなたも、今日から「自分の実例ストック」を作ることから始めてみてくださいね。

あなたの海外キャリアの第一歩を、心から応援しています。

以下の動画も参考にしてくださいね。