就職活動と転職活動の違いとは?海外転職のポイントも解説

ブレナー真由美

せかいじゅうキャリアコーチのブレナー真由美です。

キャリアの節目には、大きく分けて「就職活動」と「転職活動」があります。

どちらも仕事を得るためのプロセスですが、その目的や戦略、求められるスキルが異なります。

ここ、”意外と理解していない人”。”就職活動しかしたことが無い人”。

よって転職活動との違いがわからず、就職活動と同じような準備しかしない人、結構多いんです。 

最近、私のクライアントさんの幅も広くなり、20代の第二新卒にあたる20代半ばの方のコーチングも結構しています。

春は、日本では、入社式が行われ、新しいスーツに身を包み、これから初めてのキャリアを積んでいく方を迎える時期。

とてもワクワクしますね。

今回は、就職活動と転職活動の違いを明確にし、それぞれの成功のポイントを解説します。

さらに、海外転職のポイントについても詳しく説明します。

目次

就職活動と転職活動の違い

就職活動とは?

就職活動は、新卒や第二新卒が初めての正社員として働くために行う活動です。

ここでは主に日本国内の日系企業の採用の場合を明記します。主に以下のような特徴があります。

  • 対象者:大学・大学院・専門学校などを卒業予定の学生、または社会人経験の浅い人(第二新卒)

  • 企業の採用基準:ポテンシャル採用(学生の可能性や成長性を重視)

  • 選考プロセス:エントリーシート(ES)、筆記試験(SPIなど)、グループディスカッション、面接(複数回)

  • 求められるスキル:基礎的なコミュニケーション能力、論理的思考力、協調性

  • 採用形態:一括採用が多い(特に日本では新卒一括採用が主流)

  • 業界・職種の柔軟性:未経験でも応募可能な場合が多い

日本企業の多くは新卒一括採用を行い、入社後に研修を経て配属が決まるケースが一般的です。

特に、現場を知るために、仮配属は営業やカスタマーサービス部門や製造業であれば工場での勤務経験を積むことが多いと思います。 

私も新卒で入社した人材派遣会社は、現場を学ぶために、同期全員が営業部署に配属になりました。

私は、ここで3年間営業の基礎をがっつりと学び、”初めての方と話をする”、”アポを取る”、ビルの上から下まで落下傘攻撃と言って、上から下までアポなしで企業のドアをノックしたものです。

あの時代だからできたことで、今は、恐らく警備員の人につまみ出されることでしょう。笑


あの時の経験で、私に度胸を付けさせてくれたのは間違いありません。

一方、外資系や欧米圏では「ジョブ型採用」が主流で、新卒でも特定の職種に応募するスタイルが一般的です。

そのためには、欧米圏では、学んでいる学科に沿った形で学生の時からインターンなどを経験し、そのまま長期雇用へと繋がるケースが多いと思います。

大学生は、2年目(Sophomore)から必死でインターン先を探します。

大学生の時からLinkedInなどを利用して人脈を広げていく学生も沢山います。 

前に、「日本と海外の働き方の違い 人が仕事を作る日本と仕事に人を当てはめる海外」についてまとめましたので、読んでみてください。

転職活動とは?

転職活動は、すでに社会人経験がある人が、新しい職場や職種に移るために行う活動です。

外資系や海外の場合もこちらにあたります。就職活動との主な違いは以下の通りです。

  • 対象者:社会人経験のある人(第二新卒~ベテランまで幅広い)

  • 企業の採用基準:即戦力採用(実績・スキル・専門性を重視)

  • 選考プロセス:履歴書・職務経歴書の提出、面接(1~3回程度)、場合によっては実技試験。国内の場合は、SPIなどの試験があるところもあります。

  • 求められるスキル:業務遂行能力、専門知識、マネジメント力

  • 採用形態:通年採用が主流(企業の欠員や事業拡大に応じて募集)

  • 業界・職種の柔軟性:基本的には即戦力が求められるため、未経験職種への転職は難易度が上がる

転職では、「今までどんな仕事をしてきたか」「どんな成果を出したか」が採用のカギになります。そのため、転職活動では自己分析やキャリアの棚卸しが非常に重要です。

就職活動と転職活動の違いまとめ

就職活動は「未来の可能性を見てもらう場」、転職活動は「これまでの経験やスキルを評価される場」と考えると分かりやすいでしょう。

転職活動の成功のポイント

海外の場合は、就労できるビザを持っていない人の新卒採用はほぼないため、国内同様、「転職活動」することになります。 

「転職活動」において、次の3つのポイントが重要です。

自己分析とキャリアの棚卸し

転職市場では、自分の強みや実績を明確に伝えられるかがカギになります。

そのために、「キャリアの棚卸し」を行い、以下の点を整理しましょう。

  • どんな業務を担当したか

  • どんな成果を上げたか(数値や具体的なエピソードを交える)

  • どんなスキルがあるか

  • 転職の目的は何か(給与アップ、キャリアアップ、環境改善など)

企業研究と応募書類の作成

転職では、自分のスキルと企業のニーズが合致するかが重要です。

企業研究をしっかり行い、「なぜその企業を志望するのか」「どのように貢献できるのか」を明確にしましょう。

また企業研究だけではなく、転職の場合は、特に求人応募内容がとても大事です。

応募内容を読み込み、人材エージェントからの紹介であれば、リクルーターから更に深く、募集の背景や求められるスキルや経験もしつこいくらいに聞きましょう。

また、履歴書や職務経歴書は、単なる経歴の羅列ではなく、自分の強みや成果をアピールする場として活用することが大切です。

特に職務要約の部分はうまくまとめるようにしましょう。

面接対策

転職の面接では、「なぜ転職するのか?」「入社後にどのように貢献できるか?」をよく聞かれます。特に「前職の退職理由」はポジティブに伝えることが重要です。

例:
✕「人間関係が悪かった」
〇「より挑戦できる環境で成長したいと考えた」

企業は「この人と一緒に働きたい」と思えるかを重視するため、円滑なコミュニケーションも意識しましょう。


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海外転職のポイント

海外転職は、日本国内の転職とは異なるポイントがあります。

海外転職の特徴

  • 求められるのは即戦力:海外ではジョブ型採用が基本のため、スキルや経験が直接評価される。

  • 英語・現地語の必要性:英語力は必須。業界によっては現地語(中国語、スペイン語など)が求められる。

  • ビザの取得要件:労働ビザの取得条件を満たすか確認が必要。各国就労ビザを取得出来る条件もビザの種類によっても異なるため、各国領事館のホームページなどでリサーチをすることが重要です。

海外転職成功のポイント

  • 語学力を高める
    TOEICやIELTSなどのスコアを取得し、実際に使える英語力を鍛える。実際には、「アメリカ人の上司と週一でミーティング」や「グローバルな会議が月に1回あり、そのファシリテーションをしている」など、具体的に経験をレジュメに書くのがより効果的です。

  • 現地の求人市場を調査する
    国によって需要の高い職種やビザの要件が異なるため、しっかり情報収集する。これは何度も言っていますが、就労できるビザを持たない人にとっては、早めにビザが取得できる可能性のある職種、経験、スキル、語学力を把握し、自分は希望している国で転職が可能なのかどうかを早めに知ることです。

  • 海外転職エージェントを活用する
    現地の転職エージェントに登録し、幅広く情報を得る。人材エージェントの利用の仕方はまた別に話をしたいと思います。

  • 直接応募する方法
    日系の人材エージェントがあまりない、またはない国の場合は、直接応募をしていく必要があります。書類を整え、Cover Letterを作成し、LinkedInなどを活用して直接応募をしていきましょう。

まとめ

就職活動と転職活動、外資系、海外転職は目的や戦略が異なります。特に海外転職では、言語や文化、ビザの問題が加わるため、計画的な準備が必要です。自分のキャリアの方向性を明確にし、しっかり対策を立てましょう!

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