アメリカで海外駐在のお仕事をした体験談

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、アメリカにて、Eビザで10年間・海外駐在員として働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

某プライム市場メーカーの海外駐在員。日本で商品を開発していますが、市場で何を求められていて、競合との差や客先の要望などから入手し、販売計画などを立てて日本にフィードバックすることがメインでした。

それ以外には現地での営業活動やマネージメントなどがあります。

全米各地にいる営業マンを管理するだけでなく、自分もプレイヤーとして営業活動を展開。

駐在員はオールマイティーになる必要があり、仕事は何でもする、となることがどの会社でも多い気がします。国内を飛び回るだけで年間地球を3周くらいしました。

駐在のきっかけは?

新入社員で入社し、社内での実績を詰んだあとに海外駐在の声がけを上司からしてもらいました。

もちろん入社当初から海外赴任の希望は出していました。

年収はいくらほどでしたか?

2200万円

その仕事をしてみての良い点、やりがいを3つあげるとしたら?

一つ目は客先とのリレーション構築。商品を売り込み、買っていただくプロセスで多くの客先と知り合い、仲良くなることができました。

客先からご飯に誘われたり、プライベートで遊びに来ないか?一緒にゴルフしないか?となると単なるビジネスパートナーではなく友達の領域に入ったと思います。

アメリカでどんどん友達が増えていくのが嬉しかったです。

現に日本に帰ってきてからも多くの方々と連絡を取らせていただく状態が続いており、とても幸運です。

二つ目は仕事領域が広いので知識がたまること。

日本人駐在員は朝から晩まで働きます。

日本との時差もあるので、日中は現地の仕事、夜は日本とのやりとりです。

それこそ1日12時間勤務はしょっちゅうでした。

管理職で行っているので残業代は付きませんし、日本の労働基準法に当てはめたらかなりブラックというかアウトだと思います。

土日も駆り出されることも多々ありましたし、家に帰っても日本から夜中に電話があることも。

ただし、仕事の領域は広いですし、責任や権限も持つことができます。

部下の人事などのマネージメントの側面と自分がプレイヤーとなって色々と動く側面。

そして、秘書や一般職が担当するような雑務までもこなす必要があります。

これだけ多くのことを経験し、知識として得ることができるのはやりがいの二つ目です。

三つ目は年収と私生活です。仕

事はかなり忙しいですが、休みの日の過ごし方は楽しかったです。

子供がいれば一層面白みは増すと思います。日本の学校と違い、自由度が非常に高いです。

家族で参加するようなイベントもたくさんあります。年収も多いので旅行に行ったり、かなり贅沢に過ごすことができました。家も大きいです。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

仕事の負荷量は日本にいた時とは桁違いに多いです。

アメリカの住む場所にもよりますが、東海岸の方が西海岸より時間的拘束は長いと思います。

時差の関係で東海岸は日本の朝=夜なので、ガンガン電話かかってきますし、突発の仕事を真夜中に行わないといけないことも。

逆に日本は東海岸の朝には寝てますけどね・・・。

仕事の時間は前述の通り、とても長いです。

そして比例して仕事量もかなり多いです。

駐在となればマネージメント職になると思いますが、現地人部下の管理は大変です。日本の曖昧な評価基準では許されません。

同業種で日本人の需要はありますか?その理由。またどんな経験、資格があったほうがよいですか?

あると思います。まず大前提となる必要スキルは英語と日本語です。

日本人の方なのであれば日本語は問題ないと思いますが、英語は相当なレベルが求められます。

よくTOEIC800点取りました!と言ってくる人たちもいますが、TOIECなんて全く意味がありません。

外国人の前に立った時に話せるか、話せないかです。

800点取ってても話せない人は話せないですし、600点でも身振り手振り使いながら勇気を出して話す人もいます。後者の方が大切です。

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