シンガポールでITエンジニアのお仕事をした体験談

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、シンガポールにて、就労ビザで2018年〜2021年の3年間・ITエンジニアとして働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

友人からの紹介で入社しました。

ITのプログラマーとして自社ソフトウェアの開発や保守などを中心とした業務を行なっていました。

主にクライアントから受注を受けたり、既存のお客様のポストセールスが中心の業務内容でした。

特に仕事面でトラブルや困ったことはなく、日本とよりもいい労働環境と設備で仕事をすることができたと思います。

取引先とも非常に良好な関係を築くことができたので、個人的には素晴らしい経験をさせてもらったというのが正直な感想です。

年収はいくらほどでしたか?

800万円

その仕事をしてみての良い点、やりがいを3つあげるとしたら?

日本にいた時よりも自分の仕事のペース配分が簡単にできたので、クオリティの部分で言うと非常に高く保つことができたと思います。

仕事に関しては無理難題を言われることがほとんどなく、予算内でクオリティの高い製品を仕上げることができたと思います。

ポストセールスだったりアフターケアの部分に関しては、日本人としての気配りや配慮、ある種のサービス精神が非常に役に立ち、現地や海外のクライアントにも高い評価をいただくことができたので、そこは自分の大きなモチベーションにつながったと思います。

日本人独自の感覚や感情は意外と海外の人にもウケるんだな、ということも大きな収穫でした。

あとは、ITのスキルや知識に関しては日本や日本の技術者は後進国で遅れているといったイメージがありますが、自分のスキルも十分海外で通用する、かつ対等以上に戦える、ということがわかったので、今後のキャリアプランにおいても視野を広げることができました。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

どの仕事もそうだと思いますが、まずはその国や分野でどういうニーズがあって、そのニーズに対して自分はどうアプローチしていくか、自分は何ができるかを考える事だと思います。

それさえ分かっていれば、仕事面での大きなすれ違いはないと思います。

雇用契約は本当に大事ですので、隅から隅まで書類に目を通してください。

簡単に雇用者に不都合なことを書いてあるので、見逃さないように注意深く読み、疑問があったら質問してください。

ITエンジニアの需要はありますか?その理由。またどんな経験、資格があったほうがよいですか?

日本人に限らず、ITの技術者に対しては世界中から重要があると思うので、技術者は自信を持って世界に飛び込んでも良いと思います。

バックグラウンドや資格は大事ですし、キャリアや自分の成果は基本的なことになりますが、それよりも自分がこの会社に何をもたらし、そしてどれだけの貢献ができるかということをロジカルに説明できれば、その熱意は必ず伝わると思います。

また、海外未経験でも問題はないと思いますが、海外での就労経験があった方が採用に有利になるのではなかろうか、とは思います。(個人的な感想です)

これからシンガポール就職を目指す方へのメッセージ

海外での生活で、かつ仕事をするとなると様々なストレスがあると思います。

ネガティブなストレスだけでなく、ワクワクといったポジティブなことも結構身体に負担をかけることがあると思います。

自分が落ち着く方法を知っていると、そんな困難も乗り越えられると思います。

そして、日々すべきことを着実にこなしていくと、後から振り返ったときに、こんなすごいことを自分はしてきたのか!と心が熱くなると思います。

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