マレーシアで4年、美容師として働いた体験談

ここではせかいじゅうに寄せられた各国の就労体験談をご紹介します。

今回は、マレーシアのエンプロイメントVISAで年・美容師として働いた方の経験談を紹介します。

目次

どんなお仕事をされていましたか?

日本人の経営する美容室で、主にマレーシア在住日本人に向けてのサービスです。

使用する薬剤などは全て日本の製品を使います。

スタッフにマレーシア人がいるので、少し英語は使いますが、基本的には日本語で大丈夫です。

仕事の内容としては、ほとんどが日本の美容室で美容師として働くことと変わりません。

材料の発注などは、現地のディーラーを通して購入するので、その際少し英語ですが商品の名前なので特に英語が話せなくても困ることはありません。

マレーシアの美容師としての年収はいくらほどでしたか?

150万円

その仕事をしてみての良い点、やりがいをあげるとしたら?

一つ目は現地在住の日本人の方が、現地のサロンを体験したあとにご来店されたときに、やっぱり美容室は日本人の方がよかったと言われることです。

ローカルの美容室に比べると値段は2倍3倍近いですが、それでも日本人がいいと言って頂けることはとても嬉しかったです。

技術だけでなく、日本人の美容師であれば誰もができるような、細かな気配りも喜んで頂けるのは本当に嬉しく感じました。

また、日本では基本的にその地域の方がお客様になりますが、マレーシアに住む日本人の方は日本各地様々な出身地の方にお会いできるため、日本の知らないこともたくさん知ることができました。

二つ目は、日本では薬事法などで使えない商材を知れることです。

ブリーチ剤は海外のものと、日本のものでは全然違うものがあり、日本では知らなかったことが知ることができました。メリットとデメリットを実際に自分の目で見て、知ることができよかったです。

3つ目は、トラブルに対応できる力が身につくことです。

マレーシアでは、急な断水急な停電などが起きたり、びっくりするとこから断水が起きたり、初めの頃は対応出来なかったことが、あとからこれくらいならなんとかなる!と、思えるようになりました。

日本にいると当たり前のことが当たり前じゃなく、それでもやらなきゃいけない!ということに出くわすことで、自分で考える力がもっとつくようになりました。

ピンチになっても焦らなず、冷静でいれる力もつきました。

大変なこと、働く前に知っておくべき注意点などはありましたか?

マレーシアの経済についてです。

来る前は、日本の3分の1の物価と聞いていましたが、そんなことはなく家賃なども安くないことです。

その分給料が高いとこであれば問題ないですが、私が貰っていた給料だと優雅なマレーシア生活というよりは、ある程度節約しながらの生活でした。

日本人が多いのでサークル活動なども活発ですが、日本人向けのサービスを利用する場合は、日本と同等または日本より費用がかかることがあります。

現地語を学べばそこはだいぶ費用が変わってくると思います。

これからマレーシアで美容師として働きたい方へのメッセージ

美容師の技術は、マレーシアで必要としているのは現地の日本人または一部のマレーシア人です。

日本人だけのマーケットだと狭まるので英語が話せると需要は高まると思います。

マレーシアのお客様は、お任せ!という方が多く感じます。

美容師がプロフェッショナルなんだから、あなたが決めて!という感覚です。

プレゼン力も必要になると思います。

また、意外なことに着付けの問い合わせが多いです。

着付けをできる美容師は減ってきているので、着付けができるとひとつの強みになると思います。

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