【40代の海外転職ストーリー】迷いを越えて自分らしいキャリアと暮らしを選んだTSさんの決断

今回は、1年間のコーチングを通じてマレーシアからメキシコへと転職を果たしたTSさん（40代・女性）のリアルな海外転職ストーリーをご紹介します。

マレーシアでの暮らしと「このままでいいのか」というモヤモヤ

TSさんは、マレーシアで８年、旅行・IT・金融系のカスタマーサポート業務を経験されてきました。将来への不安やモヤモヤは、マレーシアの住み心地はよいが、マレーシアでしたいことは、やりつくした感があり、このまま同じ生活を続けてよいのかとモヤモヤしていました。

しかし、8年目を迎えた2023年の春、

「このままここで同じ生活を続けていいのだろうか？」
という気持ちが徐々に大きくなっていきました。

そんな時、元同僚の方が50代で病気により急逝したことがきっかけとなり、

「自分の人生にも限りがある。健康で動ける時間は有限なのだ」

と痛感。
今の延長ではなく、“次のステージに進もう”と心を決めました。

「専門的なキャリアがない」×「40代」への不安

コーチングを始める前は、「これといった専門的なキャリアがない」「40代という年齢」などに対する不安を抱えていたTSさん。

これまではマレーシアでのビザ取得を優先し、仕事も“自分ができそうなこと”を基準に選んでいたため、キャリアそのものを重視していなかったといいます。

だからこそ、自分の人生をどのように組み立てたいか、どんな価値観で次の国を選ぶべきか…をじっくり整理し直す時間が必要でした。

「海外転職」に特化したコーチとの出会い

TSさんが私のコーチングを選んでくださった理由は、次のようなものでした。

「日本ではなく、“海外転職”に特化している点が自分に合っていると思った」
「真由美さん自身がエージェント経験者で、世界各国の転職支援に精通している点に信頼感があった」

マレーシアでも複数の海外転職エージェントを利用した経験があったTSさんですが、

「自分の気持ちを整理し、自分だけでは気づけない視点からのアドバイスがほしい」
という思いから、マンツーマンのコーチングを受けることを決意されました。

コーチングで取り組んだこと

1年間のコーチングでは、以下のようなことに取り組みました。

• 自己分析・キャリア棚卸し
• 転職軸の明確化
• 国別リサーチ・国の選定
• 履歴書・職務経歴書・英文レジュメのブラッシュアップ
• 英語面接対策・練習
• 内定書・雇用契約書のレビュー
• ビザに関する質問の整理

世界中の国を視野に入れながら、可能性のある選択肢を一つずつ検討。TSさんは行動力もあり、短期で中南米・メキシコに実際に滞在。現地の生活や雰囲気を肌で感じた上で、「この国で働きたい」と意思を固めました。

海外転職を決断、そしてメキシコでの就職が決定

半年間メキシコに滞在した後、TSさんは“ノマド”ではなく“現地就職”を選択。
結果として、メキシコでの就職が決まりました！
ビザの手続きのために、一時日本に滞在していましたが、無事にビザが取れ、７月１日付で晴れてメキシコで就業開始をしています。

コーチングを通して得たもの

「自分の強みや課題、価値観を深く理解することができた」
「経験豊富な視点で、冷静に自分と向き合えた」
「心強い面接対策、国ごとの分析、実践的なサポートが本当にありがたかった」

TSさんはそう語ってくださいました。
単なる転職サポートではなく、“自分の人生をどう設計するか”という深い部分に向き合えた1年だったと思います。

海外転職を目指す人へのメッセージ

最後に、これから海外転職を考えている方へのTSさんのメッセージをご紹介します。

海外転職に興味がある方は、早めに一歩踏み出してみてください。
転職はゴールではなく、スタート。
想像の中で不安に飲まれて進めないよりも、実際に動いて壁にぶつかりながら進むほうが、ずっと人生を豊かにすると思います。

これからのビジョン

TSさんの次の目標は、

• スペイン語を学び、メキシコで仕事・生活ができるようになること
• 転職先でさまざまなチャレンジをし、キャリアの幅を広げること

ご自身の可能性を信じ、新たな世界に一歩踏み出したTSさん。
これからも、その歩みを心から応援しています。

「どこで働くか」よりも、「どう生きるか」。

TSさんのストーリーは、40代からの海外キャリアも“十分に可能”であることを教えてくれます。

あなたも、自分らしい生き方を描いてみませんか？