こんにちは。せかいじゅうでキャリアコンサルタントをしているセイ佳子です。
私は現在ITスペシャリストとしてオーストラリアで働いています。
私はもともと日本企業で海外とは無縁の事務職をしていました。
途中からITに職種を変え、英語を勉強し、「自分に合った国で自分らしくのびのびと生きていきたい!」という思いから、移住先の国々を検討して最終的にはオーストラリアに移住しました。
オーストラリア転職後の変化したライフスタイル
転職を重ねることでキャリアアップしていくシステムの国なので、これまで多くの業界、会社で働いてきました。
シドニーとブリスベンに住んだあと、今はグルメとカフェと庭園の街、メルボルンの美しいビーチのそばで暮らしています。

日本にいるときは毎日夜9時や10時に退社、満員電車に乗って家には寝るために帰るような生活でした。
オーストラリアに来たとたんに夕方5時にはピタリと帰る生活になり、プライベートタイムが激増し、生活にも精神的にも余裕ができ、人生を心から楽しめるようになりました。
オーストラリアは「仕事よりも家族やプライベートが大切」という考えが社会に広く浸透しています。
休暇は年間を通じて好きな時に2週間から1か月ぐらい取る人が多いです。
個人主義なので、何においても自分の好きなことを自分のやりたいようにやるのが基本。
移住してきてからは、上司や誰かに言われたから仕方がなくやったり、世間や他人の目を気にするということが一切なくなりました。
自分の生活もキャリアも自分でコントロールできるようになり、「自分の人生を生きている!」ことを毎日実感してます。
オーストラリアは移住先として人気の国で、世界中から移民が集まっています。
労働人口の三分の一が海外生まれですから、私の同僚も友人も全世界のあらゆる地域から来ています。
私の今の会社のチームも、8人中オーストラリア生まれは1人しかいません。
どこに行っても各国なまりの英語が飛び交っているので、自分が移民だということを忘れてしまいます。
オーストラリアは多文化主義 (Multiculturalism)の国なので、それぞれの民族や文化が尊重される社会。
外国人であることにひけめを感じることはありません。
そしてなんといっても、様々な国から移民によって持ち込まれた世界中の料理が楽しめます。
これは食いしん坊の私としてはうれしい限りです。
オーストラリアの出稼ぎは人気だが
オーストラリアといえば、最近出稼ぎに行く日本人がいろいろなメディアで話題になっていますね。
確かにワーホリビザで働きに来る日本人はどんどん増えています。
日本の賃金と円の価値がどんどん下がる一方、オーストラリアの最低賃金は日本の倍ぐらいです。
人手不足で猫の手も借りたいほどの今のオーストラリアで働けば、特別なスキルがなくても英語があまりしゃべれなくても、やり方によってはかなりの金額を稼げてしまうのですね。
賃金の高い日本に出稼ぎに行く人も多かったのも今は昔、時代は変わるものです。
でも短期滞在ビザが切れた後も継続してその国で稼ぎ続けられるかというと話は別です。
為替や就職市場などの市況は常に変化しているので、今の情況が半年、一年後も同じとは限りません。
ワーホリや学生の期間をエンジョイした後、もっと長期的滞在したくてもビザが延長できない、十分な収入を得られる仕事が見つからないなどの理由で帰国せざるを得ない人はたくさんいます。
とりあえず簡単に取れるビザで入国して、ビザの有効期間内にできるだけ稼いで帰国すると割り切っているならそれもいいでしょう。
- とにかくその国を肌で体験してみたい!
- 短期間の海外生活を楽しみたい!
というのもひとつの人生経験として価値のあることでしょう。
でもこのページをご覧になっている方の多くは、せっかく海外に行くなら自分の好きな国にある程度の期間安心して滞在し、毎日楽しく働いて、収入もどんどん上がっていって、日本と同等かそれ以上の生活レベルを維持したいと思っているのではありませんか?
たまたま時代の波に乗って簡単に得た仕事は簡単に失います。
どんな国でもわざわざ外国人を長期で働かせてくれるのは、その人が国内だけでは調達しきれない価値のある人材だからです。
外国で安定的に職を得て余裕のある生活を送るには、その国に必要な人材にならなくてはなりません。
移住先の国をよくリサーチをして、自分の市場価値を上げるよう、移住前から着々と準備を進めていきましょう。
その下準備をした上でチャンスをつかんだ人と、何も考えないでたまたまチャンスをつかんだ人とでは将来が大きく変わってきます。
日本で準備できることとは?
「日本にいる間にできることは何ですか?」
という質問をよくいただきます。
実は日本にいる間こそ、やることは本当にたくさんあるのです。
海外転職で成功したいなら、そして海外でもっと上のレベルを目指すなら、海外で働く目的を明確にし、移住先の国をよく調べ、戦略をたて、語学力を磨き、新しい労働市場で最大限に活かせるように職業人としての価値をつけていきましょう。
こうした地道な準備は案外時間がかかるものです。
ですから早く始めればそれだけ早くゴールに到達できます。
進め方がわからない場合はいつでもせかいじゅうキャリアチームにご相談ください。
努力のしかたをまちがえず、本当にするべきことに焦点をあてて着々と進めていけば、あなたも早くゴールに到達することができます。